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がん患者さんの食事法

がん患者さんの食事療法―菜食主義の欠点とは?がんになったら肉を食え!?

ガンとなると、食事療法を取り入れる方が
非常に多くいらっしゃいます。

 

食事に気をつけるのは非常に重要なことです。

いや、最も重要な事の一つ、と言っても過言ではありません。

しかし、多くのがん患者さんが取り入れる「玄米菜食」
という食事療法はがんという病気にはふさわしくありません。

それなりに良い結果も出ているようなのに、
なぜふさわしくないなどと言えるのでしょうか。

まずは、がん患者さんにとってメリットのある
部分は何か、ということからお話しましょう。。。

 

がんの食事療法で一番人気

がん患者さん向けの食事療法というと、

代表的なのが、「玄米菜食」や「ゲルソン療法」です。

もちろんそれなりの理論があります。

特にガン細胞を成長させないために良い点とは、
血糖値を上げない食事法だということです。

血糖値を上げないのがなぜ良いかというと、

血液中のブドウ糖ががん細胞の主なエネルギー源
になるからです。

がん細胞のエネルギー源を奪い成長を阻む
という意味では良い方法なのです。

それに、それまで野菜をほとんど食べなかった
ような人は、しっかり野菜をとるようになることで
ビタミン、ミネラルが補給され大幅に栄養バランスが改善されます。

 しかし、大きな欠点があります。

 

玄米菜食の最大の欠点

これらの食事療法の最大の欠点は…

私たちの命に欠かせない
たんぱく質が不足すること”です。

これらの食事法では、肉、卵を排除しますが、
やはり吸収の良いタンパクは肉や卵です。

ですが、たんぱく質が不足するとガンと戦えません

 ガン細胞の性質から説明しますね。

ガン細胞は血中のたんぱく質を破壊します。

だから、がん患者さんは最後に
痩せていきますよね…。

これを ナイトロジェントラップ現象 と言います。

人間の体タンパクを奪うという現象。

タンパクを壊されるなら、
どんどん作らないといけない…。
ですよね?

がん細胞とは栄養の奪い合いなのです。

だから、栄養療法では
ガンになったら肉を食べなさい
と言われます。

しかし多くのガンの食事療法は逆で
「ガンになったら肉食はやめなさい」
といったことを勧めますので、

それを信じて実行してきた方には、
混乱を与えるかもしれませんが…

実際に実行し続けると、当然ながら、
体力を失うことになります。

「がんは小さくなったし、動けていているよ!!」
というような方でも、大抵が、
血液検査をすると貧血で低タンパク状態になっています。

その証拠に、肌が乾燥したり、スタミナが続かなかったり、
耳鳴りがしたり、便秘だったり、寝つきが悪かったり…
そんなことはありませんか?

 

闘う兵隊が少ない…

また、たんぱく質から白血球も作りますから、
たんぱく質が足りないと、
NK細胞などの免疫細胞も減ってしまいます。

免疫細胞を作る材料が足りないからですね。

これではがんと戦えません。

がん細胞を攻撃するNK細胞が減ってしまっては…。

それがどれ程致命的なことかは容易に
理解していただけるはずです。

 

がん患者さんが玄米菜食を行う
問題点をまとめると、

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

・動物性タンパクを控えると
 がん細胞に奪われるタンパクを
 補給できずがん細胞に体を乗っ取られる

・タンパク質を取らなければ
 免疫細胞を作ることができないので
 ガンと戦えない

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

といったことです。

 

「動物性タンパクは血を汚すとか、大豆タンパクで十分と聞きましたが…」

といったご意見も必ず受けます。

それはまた別のときにお答えしたいと思います。

 

では、今日も充実した一日をお過ごしください。

 

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