がんによって腹水が溜まることがあります。

妊婦さんのようにお腹が膨れてしまい、

胃が圧迫されるので食欲も落ちてしまいます。

食べられないと体力が落ちてて、悪循環です。

 

また、肺がんで肺に水が溜まると

呼吸が辛くなります。

患者さんとしては、水は抜けるものなら抜きたい訳です。

でも先生は簡単には抜いてくれません。

なぜか…

というと、免疫力が落ちることがわかっているからです。

 

でも患者さんは辛い。。。

実は良い解決策があります。

今回は3分11秒の動画で、

・腹水を抜くと弱ってしまうのはなぜか

・水を抜いても弱らないという医療処置がある!

ということをお話しています。

 

 

文字が好きな方のために、

要点を書いておきますね。

 

腹水を抜くと弱ってしまうのはなぜか

このお水は、単なる体液ではないんです。

この中に、アルブミンや免疫グロブリンといった

重要なアミノ酸が含まれています。

それで、水を抜くと同時に栄養も抜け、免疫が落ちてしまうのです。

 

食欲があるうちは良いのですが、

食べる力も落ちているなら、

結局また腹水が溜まってしまいます。

それがわかっているので医師はなかなか水を抜いてくれないのです。

 

 

水を抜いても弱らない方法

水を抜いて、なおかつ栄養は抜けなればいい訳ですよね。

実はそんな方法があります。

しかも、保険が使えます!

それは…

 

CART(腹水濾過濃縮再静注法)

 

抜いた腹水をフィルターにかけて、細菌やガン細胞を除去し、

アルブミンやグロブリンなどの栄養分は再び点滴で体内に戻すという方法です。

 

可能なら、この方法を取り入れている病院を探してみるのはいかがでしょうか。

現在は肺の水も同じ方法で抜いてくれる病院が出てきましたので、

身近でそういう病院がないか、調べてみてください。

 

 

追記:この方法を使って持ち直した!という方もいれば、CARTは炎症が起きるから中止している病院もあるとの情報もいただいています。

ぜひ情報を十分集めた上で、ご自分で最善と思う決定をしてください。

 

 

そもそも、アルブミン値が低いと、腹水が溜まりやすくなります。

腹水でなくても、むくみは出やすくなります。

 

極力アルブミン量を維持するためにできること、

栄養状態の改善でご相談のある方は、栄養相談をご利用ください。

 

 

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