「あなたの風邪はのどから?鼻から?」

みたいな風邪薬のTV-CMがありますよね?

 

日本の風邪薬は良く効くと評判で、中国人観光客がお土産にまとめ買いするらしいですが…

ご存知の通り風邪薬は、風邪を治しているのではなく風邪による症状を緩和しているだけです。

 

風邪を引かない事が一番!必要な栄養を補給してウイルスを跳ね返したいですね。

 

もしあなたが、いつものどや鼻からの風邪になるという場合、ある栄養素が足りない可能性が大!

そして、この栄養素が不足している人は細胞ががん化しやすい体質かもしれないので、要注意なのです。

 

粘膜の材料が必要

鼻やのどは、粘膜がウイルスの浸入を阻んでくれています。しかし、粘膜が乾燥していると、鼻やのどにウイルスが浸入しやすく風邪の症状が出てしまうのです。

花粉症も同じ仕組みです)

 

という事は、粘膜をしっとりさせて、ウイルスに感染しにくくしておく事が予防の近道ということになります。

 

もちろん加湿器を使うことや水分補給をするのは良いことですが、どこにでも加湿器があるわけではありませんしね。

 

やはり、粘膜が乾燥しやすい体質を改善する必要があります。

そのために必須のビタミンがあります。

それは…
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ビタミンA!

逆に言えば、ビタミンAが不足している人は乾燥しやすく、のどや鼻から感染しやすいのです。

 

ビタミンAは、粘膜(眼、気管、胃、腸、皮膚、子宮など)、細胞の分化正常化に必要な栄養素です。

 

健康維持、がん予防、再発予防に欠かせない栄養素なのです。

 

ビタミンA不足が特に影響するのは〇癌

ビタミンAが不足すると、粘膜の材料不足で乾燥することから、細菌感染しやすくなるというだけではありません。

の粘膜も弱いということになるため、胃がんのリスクもアップします。

 

日本人の胃がん離患率が高いのも、食事から取るビタミンAが少ないということが理由の一つです。

ピロリ菌や食塩の取りすぎが原因と言われますが、栄養欠損で言えばビタミンAなのです。

 

腸内環境にもビタミンAは欠かせません。

腸内は粘膜で覆われているからです。腸に関しては免疫の教育の場ですので、ビタミンAでフカフカのじゅうたんのような

ステキな腸内環境を整えることは全身に良い影響があります。

 

子宮も同じですね。子宮も粘膜が弱いとトラブルをおこしやすい。ビタミンA不足で子宮筋腫、子宮癌のリスクが上がってしまいます。

 

そもそも、、、

ビタミンA不足だとポリープができやすくなります

なぜならビタミンAは正常な細胞の分化を誘導する成分だからです。ビタミンAとがんとは深い関係にあるため、がん治療や再発防止のための利用も注目されています。

 

ちなみに、今回はビタミンAに集中して書いていますが、粘膜の材料としては他にもグルタミン(アミノ酸)、亜鉛、鉄なども必要です。

 

”粘膜”を意識すして栄養をとるなんてこれまであまりなかったかもしれません。でも、自分の弱い部分の栄養素を意識することで予防できる病気がたくさんあるのですから興味深いですよね。

 

 

ビタミンAに関しては、過剰症が心配という話ばかりが強調されます。そのあたりはまた次回・・。

 

 

PS:ちなみに、ビタミンAは脂溶性(油に溶けやすい)ビタミンで、バターや生クリームにも多く含まれます。

吸収の良さを考えると、植物性より動物性に軍配があがります。

バターや生クリームを使うなら、きちんと動物性(乳製品)のものを購入してください。

メーカーは遺伝子組み換え資料を使っていない「四つ葉」がおすすめです。

 

 

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