私には3つ年下の弟がいます。
彼は子供の頃からなぜか雑学王です。
姉としては面目が保てず、ちょっと悔しい訳です。
しかし!雑学王な彼も、
ビタミンCに関しては一般論しか知りません。
( ̄ー ̄ )
ビタミンCは沢山とっても排泄されるから、
サプリで摂っても無駄らしいよ
一部は正しいが、全部が正しいとはいえませんな。
確かに排泄はされるけど、無駄ではないのです。
実は、ビタミンCの必要量として知られているのは壊血病にならない程度という低い基準です。
一日に必要と言われているのは100mg程度。
それ以上摂っても排泄されるので、食品から取れる量で充分という考えが広まっています。
ま、
今すぐ病気にならなければいい、
と思うのであればそれで事足りるのでしょうが…
井戸の水がいつもギリギリだと、容易に底を尽き即生活に支障が出ます。
でも、いつもたっぷりあれば、
沢山必要になった時でも対応できますよね。
それと同じで、ビタミンCはたっぷりあった方が
より健康で、イキイキ、はつらつ、お肌も血管もプリプリでいられます♪
逆にビタミンC濃度が低くて、
いつも井戸水がカラカラ限界な人はどうなるかというと…
血中ビタミンC濃度の低い人は
・免疫力が弱く病気しやすい
・血管がもろく破れやすい
・肌トラブル(シミ・シワ・くすみ・ニキビ)
・関節痛が出やすい
・白内障になりやすい
・傷の回復が遅い
・ストレスに弱い
・ガン細胞と闘えない
・がんが再発しやすくなる
… ということになります。
犬や猫のような動物たちと違って、
人間は体内でビタミンCを合成することができません。
それで抗酸化のために必ず食品から摂取しなくてはいけません。
特にビタミンCをたくさん使う臓器は、
免疫細胞、脳下垂体、副腎、眼。。。
まずはそれらの臓器に配分され貯蔵されます。
特にストレスの多い現代人は、
副腎でたくさんの抗ストレスホルモンを
作らなくてはいけないため、多くのビタミンCを必要とします。
そうそう!
ストレスが多いと原因不明の蕁麻疹が出るという人はいませんか。
それは、ビタミンCが枯渇しているからかもしれません。
副腎がステロイドホルモンも作っているんですが、
ストレスが多いのにビタミンCが枯渇していると
ステロイドホルモンを作れず、その結果蕁麻疹が出てしまうんです。
だから、ステロイドのお薬に頼ることになります。
お薬のステロイドに頼りたくない人は、
たくさんのビタミンCを摂って
自分の体で作ればいいということになりますね。
ビタミンCはどれくらい必要?
一般論での一日のビタミンC必要量は100mgでした。
でも健康な状態、病態改善を目指すなら、
少なくともその10倍の1,000mgは必要です。
副腎がお疲れの現代人は、
3000〜5000mgは必要なのではないかと思っています。
分子栄養学の世界では、
がん患者さんなら10,000mgは欲しいとされています。
おっと 「沢山取っても排泄されるという説はどうなったの?」
―ですよね。。
180mgくらいの少量であれば80~90%小腸で吸収されます。
しかし1000mg、2000mg、5000mgと増えるに従って吸収率は下がり、50%〜25%にまで落ちていきます。(もちろんとっている分吸収される量は増えます)
確かにビタミンCを大量に摂取しても、一部はそのまま膀胱に行きます。
しかしこれは単に過剰分が排泄されるというのではありません。
ビタミンCが膀胱内でニトロソアミンの生成を抑えたり、消毒効果で尿路感染症を防ぐ働きがあります。
大腸に達するものもあり、同じように消毒効果を発揮します。乳酸菌などの良い菌を増やしてくれたり、便を柔らかくしてくれたりします。
そう考えると、増加傾向の止まらない大腸がんの予防にもビタミンCをしっかり摂った方が良い訳です。
先述したように、現代人はストレスでビタミンCを消耗していますから、その分摂取しなければ枯渇してしまいます。
どうせ沢山飲んでも排泄されるから、なんて言ってる場合じゃないんです。
もちろん、ピーマンやセロリ、柑橘類を意識的に食べて、ビタミンCを食事から摂取しようとするのはぜひとも必要ですが、ぶっちゃけ追いつかない訳です。
そういう時こそサプリメントの出番だと思います。
天然型のビタミンCは吸収率が上がると言われているので、私は天然型ビタミンCを購入しています。
iHerbなどで購入できる海外製品になってしまいますが、WithローズヒップとかナチュラルビタミンC、ビタミンCコンプレックスと書いたものを選ぶと良いでしょう。
とはいえ、吸収を考えると、一番良いのはリポゾーマルタイプです。
脂溶性で包むことで、吸収率を98%にまでアップしています。
そんなサプリメントの話をしていると、大抵、
「D○Cとか、ネ○チャー○イドとかどうですか??」と聞かれます。
ん~…公には言いにくいですが…
その件はまた別の機会に!
PS:自分の必要量が分かりかねるという方は、ご相談ください。
PPS: がん治療をお考えなら、ビタミンCの経口摂取だけでなく点滴療法も併用されると良いですね。
「ついに医学界でも認められた!副作用のない抗がん剤高濃度ビタミンC点滴療法」をご参照ください。