今年(2016年)6月に市川海老蔵さんが妻の小林麻央さんの乳癌を公表し、大変なショックでした。そして9月1日の昨日、麻央さんが新しいブログを開設したということで、これも大きな反響だったようですね。
力強く人生を歩んだ女性でありたいから
子供たちにとって強い母でありたいから
ブログという手段で
(がんの)陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました。
一度きりの人生なので、
なりたい自分になろうと
決意できたことは
うれしいです。
この内容に個人的に非常に心を動かされました。
「なりたい自分になろうと決意できた」
それは、誰にとっても大切なこと。
でも、がんを患ったからこそ更にそんな思いが必要だと思うのです。
よく言われますが、「病気は何かのお知らせ」なのかもしれませんよね。
遺伝的なものだとどうしようもないけど、特にがんは8割が生活習慣に起因しますから、がんになったということは、「もうそんな生活はやめてくれ」「その考え方はやめてくれ」という体の叫びだととらえることもできます。
でも、そうなってしまった自分をなさけなく思い、自分を責め続けるのも違います。「がんの陰に隠れようとしていた」という麻央さんの表現のようにです。
今はむしろ自分の体にとって何が不足だったのか、何が必要だったのか追及しつつ、前向きに、楽な気持で、”これからどうなりたいのか”人生を仕切り直す感じで考える方がずっと免疫力も上がると思えてなりません。
人はパンだけで生きるのではない
体は食べたもので出来るので、私は分子栄養学の情報を通して、栄養を使った体調改善のお手伝いをしたいと思っておりますが、正直、人間ってそれだけでもないのです。
仙人みたいに、ほとんど食べなくても生きている人だっていますからね。
聖書でキリストが「人はパンだけによらず…」と述べたのを読んだ事がある人も多いと思いますが、確かにそれは真実で、人間は「パン」つまり物理的な栄養だけで生きている訳ではないと思うのです。
分子栄養学実践講座に参加以降、なぜかあまり栄養のことをこのブログで書いていないのですが(スマセン笑)実は私の中で、栄養で不調が解決するのがあまりにも当たり前で、当たり前体操並みになっていて、それ以上の力の方に関心が向いているからかもしれません。
その栄養以上の力とは、…私が思うにはその人自身が内側に持っているものです。
もちろん栄養も入れながら、その人の内側にある力、強い思いや願いを引き出すことができれば、可能性は無限大のような気がしてならないんです。
栄養対策の限界
逆に、栄養で出来ることには限界があります。
そもそも吸収できなければどうしようもないし。料理がニガテだったり、作る元気がなかったり、サプリを飲み忘れたり、飲み込めなくなったり、費用が出せなくなったり…色々な制約があります。
でも本人が「なりたい自分」を明確にして、”そのためなら何でもする!”という気持ちになれば、頑張って料理をし、必要なサプリも飲むでしょうし、それまで嫌だった運動でも喜んで始めるでしょう。
「こうすれば調子がよくなりますよ」といくら私が行ったところで、実践してくれなければその人は変わりません。
カウンセリングを受けても全てを一度に変えられないし、理解もできないし、状況も変化するので、「また相談してくださいね」と言っても、皆さんがそうなさる訳もない…。
当然の事ですが、自分から変わろうとしなければ人は変わらないし、変わらないと病気に呑み込まれてしまいます。
誰でもいずれ終わりは来ますが、麻央さんみたいな若い人が…早すぎるでしょう。
そういう人を少しでも減らしたいのです。
そんな思いからカウンセリングにもっと大幅にコーチングを加える事にしました。
単に栄養での改善点をお伝えするのではなく、心の変化と行動に繋がるカウンセリング&コーチングにして行きたいと願っております。
コーチングを含める事でなりたい自分を明確にできます。そしてその人が人生で大切にしたい価値観は何かを浮き彫りにし、より満足のいく一日一日を送るお手伝いが出来ると確信しています。
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