自然食品店に勤務していた時に出会ったものの一つが自然療法です。
日本に昔から伝わる、食物(植物)の力を借りる民間療法なのですが、自然の力ってスゴイな~!と驚かされます。
コンニャクの温湿布?!
面白いのがコンニャクを使う温湿布です。
(以下は東条百合子先生の文章を参照しています。)
このコンニャク湿布がよく効くのは、保温性の高いコンニャクが熱をしっかり抱き込み、その熱が臓器の中まで浸透して弱った細胞を活気づけてくれるからです。
がん患者さんの温熱療法でこれまで紹介したハイパーサーミアやビワの葉温灸は、41度以上の高温でガン細胞を殺してしまう方法でしたが、今回のものは、温めることで免疫を上げ、自然治癒力を回復させるというアプローチですね。
コンニャクが毒を吸着?!
おっと!
でも、コンニャク、ただ温めるだけではないのです!
こんにゃくにはゴミや異物などを吸着する性質があり、体の毒素も吸い取る力があるようです。
実際、ガンの手当てに使ったコンニャクは、翌日にはとろけたようになり、肉が腐ったような異臭を放つほど、非常に強い毒出し効果をもっているのです。
(ですから、こんにゃく湿布に使ったものは食べてはいけません)
体の浄化槽である肝臓と腎臓を温め、リンパ液の循環や胆汁の働きを助ける膵臓を冷すことで、
体内にたまった毒素や老廃物が流れ、新陳代謝が活発になり、全身が生き生きよみがえってきます。
「いやいや、あの、食べるコンニャクで!?笑」
と思われるのかもしれませんが、実際バカにできません。
信じて実行してみると、その良さがわかりますよ~。
こんにゃくを当て、ポカポカ気持ち良い温かさを楽しんでいるうちに、内臓が働きだし自然治癒に向かいます。中には、自然療法でガンの腫瘍が小さくなったり、消えた人もいるのです。
気持ち良く治癒していく、これが自然の優しさですね。興味のある方は、東条百合子先生の手当て法の本をお求めになってみてください。
先回書いた、ビワの葉温灸もこの自然療法の一つ。
お灸は怖いという方は、コンニャクを温めてビワの葉の上に置くと良いですよ。
コンニャク湿布のやり方
たっぷりのお湯でゆでたコンニャクをタオルで包み、肝臓のある右脇腹と丹田(下腹)に当て、30分ほどあたためます。
その後、冷たいタオルで約1分冷します。
同時に、冷たいコンニャクかタオルを脾臓に10分あてます。
ゆでたコンニャクは1時間くらい温かいので、くるんだタオルを1、2枚はがし、今度は同じものを肝臓に当てます。
こちらも30分ほど温め、同様に1分冷して終わりです。