今までありがとう!
2014年の10月から、「がんとの正しい付き合い方」というタイトルで書いて来たこのサイト。
これまで多くの方にご訪問いただいたことを心から感謝申し上げます。
ですが、このサイトの管理をしている私大野が、福岡の「天神ホリスティックビューティークリニック」で分子栄養学カウンセラーをするようになったこと、また、このサイトを立ち上げた2014年から年月が経過し、「分子栄養学」という言葉もかなり浸透して来たということもあり、「がん」に限定せずにより広く分子栄養学に関する情報を発信したいという思いから、タイトルを変更することにしました。
変更したタイトルは、「自分の健康を自分で管理したい人のための分子栄養学情報サイト」です。(長いw)
このサイトを立ち上げた2014年には、まだまだ「分子栄養学」という言葉が世間に浸透していませんでした。
でもここ数年、ずいぶん「分子栄養学」も一般に知られるようになりました!
それもあって、タイトル変更も良いかなと考えた訳なのですが、、、そうは言っても「分子栄養学って何?」となんとなくよくわからないという方もいらっしゃるかと思いますので、分子栄養学とはどういうものなのかざっくりお伝えしておきます。
分子栄養学とは・・
これまでも、分子栄養学ベースで書いているので、どこかで書いてはいるのですが、改めて分子栄養学とは何か簡単に書いておきたいと思います。
「分子栄養学」は、「分子整合栄養医学」とか「オーソモレキュラー 医療」とも言い、この名称はライナス・ポーリング博士の造語です。
ライナス・ポーリング博士は、アインシュタインに並ぶ天才です。
物理、分子生化学、量子化学、数学、放射線、医学と、様々な分野の研究を行っており、2度もノーベル賞を受賞しています。
1960〜1970年代には、栄養素を使った治療を行う医師や研究者は複数出て来ていました。それまで分子レベルの研究をしていたポーリングは、ビタミンやミネラルを利用した治療に興味を持ち、「ポーリング医学研究所」を設立しました。そして、「ビタミンCと風邪」という一般の主婦にも理解できるような本を出版しています。
あなたも「ビタミンCが風邪に効く」というのはご存知のことと思いますが、それこそ分子栄養学的な考え方なのです。
日本の栄養摂取基準では、ビタミンCは1日に100mg摂取していればOKとされています。
しかし、栄養療法(分子栄養学に基づく治療法)では、その時のその人にとって必要な量(至適量)摂取します。
風邪をひいている時は必要量が増加しているので、100mgどころか、1000mgを2時間おきに摂取してもらいます。
そうして初めて、治療効果が出て来るのです。
身体は栄養素でできているので、その時のその人にとって必要な量の栄養素を入れて健康を管理する、というのが分子栄養学の考え方、ということです。
そうなると、どうして厚生労働省の定める栄養摂取基準では一日100mgで良いとされているのか、疑問に感じられるかもしれませんね。
次回にでも、分子栄養学と一般的な栄養学との違いについてお伝えしたいと思います。
まずは、分子栄養学が、細胞レベルの生化学的理論に基づく栄養療法であり、栄養素をその人にとって必要な量摂取することで体調を管理するというものであることをご理解いただければ良いかと思います。