健康管理のために何かしらサプリメントを使う人は少なくありません。
でもお付き合いとかではなく、自分に必要なものだけを摂りたいと思うのが人情。
そんなニーズに応えるべく、化粧品やサプリメントの通信販売をしているファンケルが「パーソナルワン」という栄養検査のキットを作り、昨年末(だったか?)話題になりました。
医師監修の尿検査と生活習慣のアンケートからあなたの健康状態を分析し最適なサプリメントをワンパックにしてお届けします!というもの。なんて理想なんでしょう。
私は、クリニックに所属して血液検査からその人の不足した栄養素を見極め、食事とサプリメントのご提案をしているので、まーライバルと言えばライバル( ゚д゚)。。。
(いやいや、超大手企業さんからすれば、私など存在していないようなものw)
そんな訳で、お勉強させていただきたく、パーソナルワンの検査を受けてみました!
たくさんの問診にWEB上で記入し、その後検査キットが届いて検体(尿)を郵送。
しばし待ちまして・・・結果はメールで送ってきました。
恥を忍んで公開しますと、こんな感じ。。。
パーソナルワン・検査結果は!?
尿検査の結果、鉄以外は100点!!さすが分子栄養学カウンセラーです!!(自画自賛かw)
ていうか、鉄低いな;
鉄は意識していても、いまだにこんなですから、どんだけ鉄の吸収が悪い体なんでしょうね。
(私の場合、別のところに原因があります。闇雲に鉄を足すことはお勧めしていません。)
もちろん、この結果に基づいて、鉄サプリを勧められていました。
次に問診に基づいて、「お悩み対策サプリ」を案内されます。
・肌の潤いを求めている → ヒアルロン酸
・お腹の状態を良くしておきたい → ビフィズス菌
・物忘れが多くなった → いちょう葉、フェルラ酸
・肌にハリがない → コラーゲン
・肌に透明感を求める → ヒドロキシチロソール&L-シスチン
どうも肌に自信がないことが露呈した問診結果。加齢のサインが気になるお年頃のようですw
最後の「透明感のある美しさを求める方」向けのサプリ。ヒドロキシチロソールとはなんぞや!?と思い調べましたら、グルタチオンを増やす成分だそうです。
グルタチオンは抗酸化力が高いので充足していると美白に繋がります。
(タバコとか吸ってたり、コンビニ食のみの人は、摂ってる毒の活性酸素消去に使われますから、肌までは届かないでしょうね)
グルタチオンは重要な解毒物質で、体内でタンパク質から合成されます。
タンパク不足とかビタミンB群不足の方がこれを摂ってどれだけグルタチオン合成されるのかなと思いますが、実際の所お肌に結果が出てるんでしょう‥かしら?
小さな声でしか言いませんが、ぶっちゃけ、私なら所属クリニックで美肌点滴(実はグルタチオン配合)しちゃうなw
さて、お勧めサプリの合計金額は・・・!!
バン!こんなん出ました!!
10,730円!!
ファンケルのサプリは安いイメージありましたが、結構な金額になってしまいました。
私が問診票で欲張ったからかもしれませんねw
さすが、内容は的確だと思います!
ただ、サプリメントで悩みに対する効果を期待するには、有効成分のかなりの量が必要です。
スポイトでお花にお水あげても足りませんからね。ちゃんとタップリあげないと水あげてても枯れます。
それに添加物までたんまり盛るとしますと腎臓・肝臓に負担になりますから、極力添加物が少ないものを選びたいですね。
その辺り(内容量、添加物)がチェックできないのは残念ポイントです。
そこがチェックできないなら、”とりあえず”では買えないなと思ってしまいます。(すいませんダイレクトにディスってますよね;)
内容成分量や添加物まで公開していただけると嬉しいです。
自分を知って賢く対策
自分に必要な栄養素を理解して使いたいと言う人が増えているのは非常に素晴らしいことだと思います。
日本でサプリと言えば、青汁とか酵素とかアガリクス・・みたいな機能性食品系がよく使われています。
それも意味がわかって使ってるならいいんですが、「良さそう」とか「紹介されたから」というだけで使っている人が非常に多いようにお見受けしています。
実際には足りないものが補えていないとすれば、特になんの効果も感じられないことも多々あります。
結果的に「サプリは意味がない」と言うイメージが一般に定着している印象です。
分子栄養学の良いところは、生化学的にその方に不足したものを補っていくのでかなりピンポイントに効果が出やすいことです。
私の場合は鉄欠乏が酷いことがわかったので、ダイレクトに鉄欠乏性貧血の対策をしたことで人生が変わるほどの変化を実感できました。
それでもいまだに鉄足りてませんけどねw
以前がどれだけひどい状態だったかと言うことです。鉄欠乏を促進する食生活(玄米菜食)でしたから、当然の結果でした。
ぶっちゃけ、分子栄養学に基づいた生化学的栄養検査でわかることは、パーソナルワンの比較になりません。
例えば、私が鉄欠乏であることがわかるだけでなく、その鉄欠乏の根本原因がつかめます。もちろん詳細な検査をすればですが。
今後、自分の状態を知って栄養対策するのが一般的になると素晴らしいですね。
そうすれば、自分の今の不足栄養素だけでなく、今後どんな病気になりやすいかも予測できます。
まさにこれから求められる予防医療の形です。
あなたも分子栄養学的な栄養対策してみたいでしょ?!(軽く強要w)
⭐️栄養カウンセリングやってます。