慢性炎症があるとがん化しやすいというのはご存知かと思います。「炎」がつく病気、例えば大腸炎、肝炎、食道炎、胃炎、胆嚢炎、子宮頸部炎・・こういった慢性炎症は放っておくとがん化のリスクが上がります。

 

分かってれば早めに治療しようと思うわけですが、意外と見落とされがちな炎症があります。その一つが上咽頭の炎症です。

 

上咽頭炎とは?

 

まず上咽頭の場所はどこでしょうか。説明しにくいのですが、のどちんこの裏側、とも言えるし、鼻の二つの穴の交わる一番奥のあたりとも言えます。

 

 

慢性上咽頭炎とは上咽頭が常に炎症している状態です。(そのまんまですが)

 

上咽頭は奥まった所にあるのでうがいしても洗うことができません。ですが、呼吸によって常に異物が入ってきますので、特に口呼吸になっている人はバイ菌がつきやすく炎症がおきやすいんですね。

その上、上咽頭にはリンパも集中しているため、ここで起きる炎症が全身に影響を与えてしまうのです。

 

あなたの症状も上咽頭炎が原因かも

 

慢性上咽頭炎があると出てくる症状はあまりにも多岐に渡ります。まさか自分の症状が鼻から来ているとは思えないようなものもあります。

 

まず、IgA腎症、慢性関節リウマチの方は上咽頭炎の治療(AET)に保険が適用されます。

 

そのほか以下のような症状、病気の方は上咽頭炎の治療が効果的かもしれません。

 

画像:みらいクリニック様 https://mirai-iryou.com/2018/07/06/cep_migrane/

 

  • 原因不明の頭痛
  • めまいやふわふわ感(→上咽頭は自律神経と密接だから)
  • 起立性調節障害(朝起きられない子)
  • 鬱症状
  • しつこい肩や首のこり
  • 目の疲れ
  • 赤みを帯びた皮疹
  • 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
  • 潰瘍性大腸炎
  • 花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息
  • 後鼻漏(鼻汁がのどの奥に垂れてくる)
  • 鼻づまり
  • 副鼻腔炎
  • 歯の知覚過敏、顎関節痛
  • 肩こり
  • 慢性疲労症候群
  • 不眠症
  • むずむず足症候群
  • 線維筋痛症

上咽頭炎の診断・治療方法

実は私も上咽頭炎の治療をして来ました。AETと呼ばれる上咽頭炎の治療を採用しているクリニックはなかなか少ないのですが、幸いにも近所のクリニックで行なっていました。

 

まずしっかりと診断するためにカメラで直接患部をのぞいていただきました。

麻酔が超気持ち悪かったのと、鼻の穴が小さすぎて入らなくて苦しかった記憶があまりに濃厚に残っています(^ ^;

写真もなかなかグロテスクなので小さめにしておきますねーw

 


私の上院咽頭は見るからに腫れていましたが、そこに塩化亜鉛の溶液をつけた綿棒で触るとジュワッと出血して来ました。うっ血状態なので塩化亜鉛で出血するのです。これで上咽頭炎確定・・。

 

 

塩化亜鉛を患部に塗布すること自体が治療になります。

塩化亜鉛の収斂作用によって炎症が沈静化されますし、瀉血作用によって脳脊髄液、リンパ路、静脈循環の改善に寄与すると考えられています。

 

多くの場合、10回以上は通って喉と鼻から綿棒を突っ込んで塩化亜鉛をつけてもらわなくてはいけません。これがなかなか痛くて辛いんですが、(ウエっ!!となってしまうのがちょっと恥ずかしいしw)治療後は鼻も通りますし、気分的にかなり爽快になります。

綿棒に血液がつかなくなるまで治療しなければいけませんが・・私の場合なかなかいつまでも血液ついて来ます。

 

 

上咽頭が炎症する原因の一つは「口呼吸しているから」です。

私のように子供のころから鼻炎などで、鼻呼吸できずに口呼吸して来た方は、舌の筋肉の問題もあって(すいませんこの説明言葉でうまく言えません)なかなか上咽頭炎が改善しません。

 

そこで「みらいクリニック」の先生が提唱しておられるのが「あいうべ体操」です。私の主治医にも1日30回はやりなさいと指導されました。

あいうべ体操

ぜひあなたも↑これを見て「あいうべ体操」やってみてくださいね。

 

口呼吸は上咽頭炎を招き、ひいては免疫異常に至ります。上咽頭炎があると炎症が飛び火して腸にも炎症が起こりがち。お腹の状態が改善しないと免疫力は上がりません。免疫の7割は腸が担っているからです。

お口はお腹まで繋がってますから、影響が甚大ですね。

 

そんな訳で、上咽頭炎の治療をしつつ、あいうべ体操も行うことは必須なのです。

 

私の場合、あいうべ体操をしても朝目覚めた時にお口が開いてることに気づき、なぜだろうと考えていたら、そう言えば歯並びが悪いんです。噛み合わせが全然ダメでした。これでは自然に口が空いてしまいます。

 

それで、今更ですが上咽頭炎のイタチごっこをやめるために歯科矯正も始めてしまったのです。(AETより遥かにエグいことを経験していますが・・;頑張ります)

 

上咽頭炎の治療をしてくださっていた田中先生もそれは良い判断ですね!と喜んでくださいましたー!

 

体の慢性的な不調とお口のつながりは非常に深いものがあります。事情が許せばもっと早く歯科矯正したかったです。

自宅ケアも続けよう

自宅でのケアとしては、鼻うがいや、ミサトールリノローション(病院で購入)という青梅の液を使う方法があります。

 

鼻うがいのキットは最近は薬局でも手に入るようになりましたね。

私は、iHerbでnasopureを購入しています。1200円くらいです。一緒に入っているナトリウムとぬるま湯を混ぜるので痛みもありません。やはりスッキリしますよ。

 

 

もしAETが身近で受けられない方は、鼻うがいだけでも続けておかれることをお勧めします。

 

 

上咽頭炎も含め、このような病気の根本原因を探るための学びを私は分子栄養学実践講座で得て来ました。間も無く10期が終了しますが、11期の募集も始まっています。よかったら一緒に学びませんか?

分子栄養学実践講座11期のご案内

 

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