抗がん剤は、70歳以上の高齢患者への効果が少なく、生存率も抗がん剤投与しなかったグループと同程度だった。

 

[産経]http://www.sankei.com/politics/news/170427/plt1704270012-n1.html

 

そんなニュースが流れていましたね。「延命効果が低い可能性がある」として、厚労省も調査に基づくガイドラインを作成する方針のようです。

 例えば肺がんの場合、

生存期間が40カ月以上のグループは抗がん剤治療を受けなかった患者のみだった。

 

・・・・(@_@;)

 

同様に75歳以上で見た場合、10カ月以上生存した人の割合は、抗がん剤治療を受けなかった患者の方が高く、生存期間も長かった。

 

・・・・・(@_@;)

 

え、えっ!!!

てことは、苦しみに耐えた抗がん剤使用患者の方が生存期間が短く、使わなかった人の方が生存期間が長かったの?!

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・・・そういうことですよね。

  

しかし、これは特に驚くような話ではありません。

がんが消えちゃった?!と言われるようなサプリメントってありますね。私が知っている限り、そういう劇的な変化を体験をしたのは、抗がん剤を使っていない人であることがほとんどでした。

抗がん剤を使っている間は同じサプリメントを飲んでも、副作用を打ち消す程度しか良さを感じられないんです。

 

それだけ抗がん剤は強いということです。 

ガン細胞に対しても、正常細胞に対しても。

 

と言っても、抗がん剤治療も進歩していますから、助かったと感じている人も多いと思います。

最近は、仕事をしながら抗がん剤治療できるほど、副作用も軽いものもあります。(続けると、解毒力が落ちるため副作用も強くなります)

抗がん剤は誰にどう使うか…、使い方が大切ということなのでしょう。

 

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高齢者に逆効果だった理由は? 

高齢者に抗がん剤を使うと、逆効果な大きな理由の一つは、大方の高齢者は既にかなりの低たんぱく状態だからだろうと推測します。

 米国でさえ高齢入院患者の調査では、65歳以上の患者の3分の1がタンパク質エネルギー不足を示していました。そのうちこれを認識されていたケースはごくわずかにすぎなかったそうです。(ポケットアトラス栄養学より)

米国より栄養に関して30年遅れている日本ではもっと厳しい状況なのではないでしょうか。

 

薬を運ぶのにもタンパク(アルブミン)が必要ですから、低たんぱくでは薬を運ぶ事もできません。しかも元々低たんぱくな上に、抗がん剤で体タンパクが壊され、副作用で気持ち悪くて食べる事も出来ずに・・・あっという間に見る影もなくなる・・・なんて事もあります。

 

それは高齢者ではなくても同じです。ですから、自分は薬が効く体かどうか、その判断が必要です。そうでないと、副作用に悩まされるばかりで、余命を延ばすどころか縮めることすらあるのです。

 

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栄養状態を改善してから治療するもよし、自然療法に徹するもよしでしょう。

いずれにしてもガンという病気は細胞レベルで言えばミトコンドリア機能障害なのですから、細胞レベルでの調整をしなくては根本的な解決にはなりません。

逆に、がん細胞を切ったり焼いたり毒殺したりするしか方法がない…訳ではないのです。

 

分子栄養学に基づく栄養療法では、身体の酵素活性能力の高さ、ミトコンドリア機能を知るための指標があります。

治療に耐えうる状態か?不安のある方は、H&Hの健康相談をご利用ください。

 

 

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