このブログをご覧頂いているということは、恐らく、あなたは病院や薬に頼らずに病気に対処したいと考えていらっしゃるのだと思います。
こと、がん治療に関しては、年々進歩が見られるとは言え、自分ががんになった時に、全く安心していられるような環境とは言えませんね。
これだけ進歩しても、日本人の死因のダントツトップはがんなのですから。。。
今回は、がんの標準医療より長期の延命につながってることがまだまだ知られていない「栄養療法」について書いてみますね。
少し長くなってしまいますが、読んでみてくださいね。
*がんの標準治療を否定するものではありません。
栄養療法って何?
このブログの著者プロフィールに書いているのですが私(大野真理)の健康カウンセリングの基礎になっているのは、分子(整合)栄養医学です。
その考えに基づいた治療法を「栄養療法」と言います。
その人にとって必要な栄養を、至適量、食事やサプリメントから摂取することで、細胞レベルで整え(分子整合)、その人本来の健康な状態に回復させるという方法です。
「薬だけに頼らない体に優しい治療法」と言うと分かりやすいかも知れません。
ただ、栄養素を薬理学的な効果を期待するほどの量摂取しますから、これまでの栄養学の感覚とはかけ離れていることはご理解いただきたいと思います。
栄養療法は1960年代から始まっています。
中心的な役割を担った人物はポーリング博士とホッファー博士です。
カナダの分子整合精神医学の権威として世界的に有名な精神科医エイブラハム・ホッファー博士は統合失調症やうつ病がナイアシン(ビタミンB3)の摂取によって改善することを証明しました。
多くのがん患者さんのうつ病も改善したことで、ライナス・ポーリング博士とタッグを組むようになりました。
(残念なことに、いまだ精神科で栄養の重要性を言われることは、ほぼありません)
ライナス・ポーリング博士は1954年にノーベル化学賞、1962年にノーベル平和賞を受賞した化学者です。
アインシュタインと並び称されるほどの天才なので、彼の考えはなかなか一般に受け入れられるに至りませんでした。
ポーリング博士は遺伝子を研究していたことで、細胞レベルで治療するという考えに至った訳です。
そして臨床を重ねメガビタミン療法を確立しました。「分子整合栄養医学」という言葉を作ったのもポーリング博士です。
ポーリング博士とホッファー博士は「がん」という疾病を
精神も含めた全身性の慢性の”代謝性異常状態”としてとらえ、その全身の代謝異常を改善すれば、健康の回復は可能と考えました。
そして実際に多くのがん患者が長期にわたって生存することが可能になりその追跡観察が行われました。
しかし、人は新しいものを受け入れるのが難しいものです。
栄養療法は当時の臨床医にはとても思いつかないパラダイム・シフトであり、当然のことながら、長年医学界からの抵抗にあいました。
薬が病気を治すのではない
ビタミンのような栄養素を治癒目的に使う栄養療法は、”薬が体を治す”と思っている多くの日本人には今現在でも失笑を招くかもしれません。
しかし、人間の体は薬でできているのではありません。
食べたものでしか体は出来ないのです。
薬で症状を改善できても、根本的に治癒したことになりません。 分子整合栄養医学に基づく栄養療法は、その人の体調不良の原因を探り、根本的な問題点にアプローチする療法と言えます。
「そうは言っても、 がんは無理でしょう~」と思う方も多いはずなので、次回、栄養療法の好成績振りをご紹介しますね♪