「病気をやめる」という考え、面白いと思いませんか?
これは、心理技術アドバイザーの梯谷幸司(はしがい・こうじ)先生の使う表現です。
病気は自分で作ったものなのだから自分で辞めることもできる、という訳です。
とはいえ、やはり生化学的な状態を考えると、栄養素なしに身体は作れないので、栄養療法は必須だと思うのです。
そこで、梯谷先生の心理学と分子栄養学を掛け合わせた心理カウンセラーを養成する講座を馬籠純さんが発足しまして、(PNT養成講座)その2期生として現在勉強中です。
受講している中で、とても興味深い話を聞いたのでシェアしたいと思います。
がんを無くそうと思ってもがんはなくならない?!
仮に自分ががんと診断されたら、当然のことがんと首尾良く戦うために様々な情報を集めるでしょう。治療の準備として、もちろん必要な事です。
”全て先生にお任せします”と言う他力本願ではまず治療は失敗すると思っています。一時的にうまくいっても、いずれ再発します。
なぜならがんは全身の病気、生活習慣病ですから、がんを取り除いたとしても生活習慣を変えなければまた同じことを繰り返すだけだからです。
ですが、「がんを無くそう」と言う考えは危険な面があるのです。
理解を簡単にするために、例えにしてみましょう。
私が、「黄色い猿を想像しないでください」と言ったら・・
今、あなたの頭に浮かんだのは「黄色い猿」ではありませんか?
脳というのは単純で、一つのことしか考えられないようです。
黄色い猿について考えないようにしようと考えてる間は黄色い猿をイメージしています。
同じく、がんを無くそうと考えている間はがんについて考えています。
がんについて考えている間は、”自分=がん”のような感覚になっているので脳はその状態を維持しようとします。結果がんはなくなりません。
あなたが本当にやりたいことは何?
だったらどうしたらいいのか、というと、がんに思いを集中せずに別のことに集中すればいいのです。
梯谷先生のクライアントさんに、こんなことがあったそうです。
「がんであろうとなかろうと、あなたがやりたいことは何ですか?好きなものとかありませんか?」
と尋ねられて、その方は、
「実はカレーが好きなんです」
と答えたので、(確か、カレーの有名な地域にお住まいだったかな?)
「じゃあ、カレーを食べてレポートを提出してください」
とお話しすると、喜んで色々なカレー屋さんに行ってレポートを書いてくれたそうです。
南インドと北インドのカレーがあることや、ネパールのカレー屋さんは・・とか、カレーと一言で言っても色々違いがあることがわかってきて、楽しかったようです。
で、そうやって楽しんでるうちに、なんとがんは消えていたそうです!
カレーというと、スパイスはいいんだけど、ご飯が多いから糖質過多にならないかとか、脂質はどんなのを使ってるだろうかとか、塩分が多そうとか・・
がんに関しては色々気になりますが、そんなことごちゃごちゃ言わず、楽しんだんでしょうね!(毎日食べたわけじゃないだろうし)
これは特別な例・・・ということもないと思うのです。
あまり病気に集中ぜず、どうせ誰でもいつか死ぬんだから、やりたいことをやっちゃいなよ!という感じです。
喜びは最大の治療薬なのです。
さて、あなたの好きなことは何ですか?本当は何をしたいんですか?
ぜひ考えてみてください。