栄養療法クリニックを受診する方の中で一番多い訴えは、「疲れやすい」です。
寝ても疲れが取れない、朝しんどくて起きられない、漠然とした不安感がある、パニック発作。これらは、栄養療法界隈では、”副腎疲労”の症状だと認識されてきました。(ただし、”副腎疲労”は西洋医学では認められていません。)
その他の症状としては、
・物忘れがひどい
・我慢ができない
・アレルギーがひどくなった
・うつや適応障害と診断された
・とにかく疲れやすい
・月経前症候群、生理痛がひどくなった
・毎日をやっとの思いで過ごしている
などなど。
しかし近年、”副腎疲労” は副腎の問題ではなく、脳の問題であると認識されるようになっています。
ここでは馴染みがある”副腎疲労”という言葉を使いますが、その原因を正しく理解して、上手に対処していただけたらと思います。
副腎とは
副腎とは、三角形の帽子のような形をした、ぎょうざくらいの大きさの臓器です。左右の腎臓の上に位置しています。
副腎には、外側を覆う皮質と、内側の髄質があります。
副腎皮質は、コルチゾールやアルドステロン、性ホルモンなどを産生し、代謝やストレス応答、ナトリウム・カリウムのバランス調整などを担います。一方、髄質は、アドレナリンやノルアドレナリンを産生し、交感神経系の反応を調整します。
副腎の機能は、神経系や内分泌系と密接に関連しており、ストレス応答や代謝調整など、身体の生理的な調節に重要な役割を担っています。
副腎の機能が低下すると、疲労感や体調不良などの症状が現れることがあります。
副腎疲労はHPA軸機能障害である
最初に書いたように、以前は”副腎疲労”というと、長期にわたるストレスや疲労、過度のカフェイン摂取によって、抗ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌され続けたことで、副腎が疲弊してしまい、ついにはコルチゾールが出せなくなった状態と考えられていました。
しかし近年は、脳の問題と考えられるようになっています。
副腎は脳からの指令でコルチゾールを分泌しています。それをHPA軸と言います。
ストレスがかかると、脳から副腎へ指令がくだるシステムです。
H(視床下部)
↓
P(脳下垂体)
↓
A(副腎)
このように脳から「副腎皮質ホルモンをだしてストレスに対処してください」と指令が出るのですが、慢性的にストレスがかかると、常に脳が指令を出し続けなることになります。
そうすると、脳が疲弊して、しまいには指令を出せなくなっていくという訳です。
それで、本当は副腎疲労ではなく、「HPA軸機能障害」が正しいという認識に変わってきています。
HPA軸機能障害になる要因
HPA軸機能障害によって、副腎からコルチゾールが出なくなっているのであれば、HAP軸機能障害になる要因を排除すればよいということになります。脳疲労を起こす要因として、低血糖症、炎症、日概リズム、ストレスなどがあげられます。
- 低血糖症
食後の眠気、原因不明の頭痛、動悸、冷や汗、手汗、不安感、抑えられない怒り、イライラ、くいしばり、朝起きられない、朝食を食べる気がしない・・
これらは低血糖の症状であることがあります。
低血糖症は強い不安感やパニック症状を引き起こすことがあり、その理由で病院を受診すると、抗うつ剤や抗不安薬が処方されることになりますが、低血糖が根底にある場合、やはり低血糖対策をしなければその症状は治りません。
清涼飲料水をお水代わりに飲んだり、甘いお菓子を食べたり、ラーメン&ライスのような炭水化物祭りをしたり・・・そんな、血糖値が乱高下するような食べ方をしていると、低血糖症状をおこしやすくなります。
低血糖状態は、身体にとっては生命の危機なので、急いで血糖値を上げるためにノルアドレナリンという神経伝達物質が放出されます。その結果、先に記載した不定愁訴も出てきます。
低血糖を起こさないようにするには、食事を見直すことが不可欠です。バランスの取れた朝食を食べる(朝もタンパク質を摂るー肉・魚・卵・豆類)ことや、野菜から先に食べる、食間を空けすぎない、欠食しないなど。
食事から3時間で血糖値が下がり始めます。それで、血糖値を安定させるために、食事してから3時間経つ前に(人によってはもっと短い間隔で)おやつを摂ることも推奨しています。おやつは甘いものではなく、冷やご飯のおにぎりや、ナッツ、甘栗、みかんやキウイなどのフルーツを食べるなどしてみましょう。
MCTオイルは、糖質並みに素早くエネルギーになります。
緩やかな血糖維持のためにスープやサラダ、飲み物に入れて摂取することも推奨しています。
ただ、摂り方に注意点があります!MCTオイルは空腹状態で摂ると、腹痛を起こしますので、必ず食品にかけるとか混ぜるとか、食事と一緒に摂るなどしてください。
パウダーの方が腹痛を起こしにくいという方が多いです。また、MCTの中でも「C8」は、より吸収が良いのでお勧めです。
- 炎症
体内に炎症がある時、HPA軸でコルチゾールを作りなさいと指令を出して、炎症をおさえるホルモンをだして炎症を抑えます。
問題は、慢性的な炎症です。常にHPA軸を活性化してコルチゾールを出さなくてはいけなくなります。それを続けていると、脳が疲れてしまいますからいずれ指令を送ることもできなくなり、コルチゾールが出なくなります。
そうなると炎症が抑えられないので、アトピーやリウマチのような炎症性の疾患が出てしまい、外からステロイドで火消ししてもらないといけなくなるというわけです。
炎症性疾患は以下のようなものです。
・炎症性腸疾患
・リーキーガット症候群
・関節炎
・リウマチ
・アトピー性皮膚炎
・蕁麻疹
・胃炎
・脂肪肝
・心血管疾患
・慢性上咽頭炎
・副鼻腔炎
・歯周病
・気管支炎
などなど、色々なところに炎症がおきます。
特に多いのは、上咽頭炎、腸の炎症、歯周病、脂肪肝です。
慢性炎症をなくすことで、HPA軸機能障害が改善し、疲れやすさも軽減していきます。
一つづつチェックして炎症をなくしていきましょう。
- 体内時計
HPA軸および概日時計システム(体内時計)は複数のレベルで相互に情報交換していることがわかっています。
https://www.cosmobio.co.jp/aaas_signal/archive/pr_20121002.asp
ですから、体内時計が正しく作動するように調整することは、HPA軸を正常に保つのに大いに役立つという事になります。
よく「規則正しい生活をしましょう」と言われますが、これも生体リズムが正常な体の機能に大きく関わっているからです。
・睡眠:2日間睡眠不足になるだけでもHPA軸機能障害になると言われます。日本人は世界一睡眠時間が短いということをご存知でしょうか。ほとんどの人は副腎疲労しているのではないかと思える理由はここにあるのではないかと感じずにはいられません。
まず、10時から11時には寝るように調整して、7〜8時間は睡眠時間を確保しましょう!
1時に寝て、6時に起きるような生活をしながら、HPA軸を正常にすることは不可能です。
・朝の光を浴びる:体内時計は脳の「視床下部視交叉上核」によってコントロールされています。視床下部視交叉上核は、目から入った光が最初に到達するところに位置しています。朝起きて太陽の光を浴びましょうと言われるのはこのためです。光の刺激で、体内時計を調整して生体リズムを整えてくれるからです。
それで、朝おきたらカーテンを開けて光を浴びることを習慣にしてみてください。朝の太陽の光を浴びることで、睡眠ホルモンであるメラトニンも生成されやすくなり、夜間は質のよい眠りにつけることもわかっています。
・朝食を食べよう:朝食を摂ることで、幾つかの臓器の体内時計がリセットされ動き出します。
・昼間は活動的に過ごす:昼間にパソコンの前から動かない生活をしていると、体内時計が狂ってしまうようです。
終日座っているようなライフスタイルの方も、合間にスクワットをしたり、階段を使ったり、昼休みにお散歩にでたりして、できるだけ活動的に過ごすようにしましょう。
- ストレス
ストレスは確実にHPA軸に影響を与えます。
ストレスにもいろいろなものがあります。自分にとって不快なことはストレスになります。
・環境:暑さ、寒さ、気圧の変化、騒音、光害、臭害
・身体的:痛み、病気、睡眠不足
・心理的:緊張、不安、悩み、怒り、絶望、自己嫌悪
・社会的:人間関係、忙しすぎる、政情不安
・日常の変化:進学、就職、結婚、出産、引越し
避けられるストレスは避けていきましょう!
暑さ寒さも体にとってはストレスになりますので、空調は我慢せずに調整しましょう。冬のお布団は電気毛布で温めてから入る(電磁波が強いのでお布団に入る時には電気は切る。)湯たんぽを使うなど工夫しましょう。
不安が強くなるのはビタミンB群が不足しているから(セロトニンが少なく、ノルアドレナリンは多いなど)かもしれませんし、あるいはトラウマの影響かもしれません。
人間関係が過度にストレスになる方は、自分や他の人への見方、物事の捉え方を調整することで、同じ出来事でもストレスに感じることがなくなり、エネルギーの消耗も減っていきます。
引っ越しや結婚など大きな変化は、嬉しいことや楽しいことでも身体にとってはストレスになっていることがあります。大きな変化の時期は、特に意識的に栄養バランスや規則正しい生活、睡眠時間の確保に努めましょう。
副腎疲労のための検査
副腎疲労をチェックするためには以下のような検査があります。副腎疲労のステージやとりわけボトルネックになっている部分を洗い出すことで、適切な治療を進めることができます。
・詳細な血液検査
- 栄養療法では、55〜60項目(自由診療のみ)の詳細な血液検査を実施して、細胞内でエネルギーがまわっているかどうかをチェックすることができます。
・唾液中コルチゾール検査
- 副腎は「抗ストレスホルモン」といわれるコルチゾールというホルモンを分泌しています。HPA軸機能障害によってコルチゾールの量が低下すると、疲れが取れない「副腎疲労」の状態になります。この検査では、唾液中のコルチゾールの日内変動を調べることで、副腎疲労のステージを診断することができます。
また、副腎から放出されるDHEAという性ホルモンは、副腎疲労の早期から変動するため、病態の診断に使われます。
・毛髪ミネラル検査
有害重金属の蓄積は副腎疲労を招きます。根本から3センチの毛髪を使って、どれくらいの重金属が蓄積しているか調べることができます。また、必須ミネラルの過不足からも副腎疲労の度合いや、原因を推察することができます。
・遅延型フードアレルギー検査
- 遅延型の食物アレルギー検査です。少量の血液を用います。腸に炎症を起こす食べ物がわかるので、一時的に避けたり、ローテーションすることで炎症を抑えることができます。リーキーガット(腸漏れ)になっていないか、また腸カンジタがないかもチェックできます。
・有機酸検査
- 尿中の有機酸を測定することによって、細胞内のエネルギー代謝や、カンジタ菌の増殖、神経伝達物質の代謝、解毒能力などを調べることができます。メチレーションの状態、カンジタの有無を調べるのに特に有効な検査です。
コルチゾール検査による副腎疲労のステージ診断
特にHPA軸機能障害を診断する上で欠かせないのが、唾液中コルチゾール検査です。
唾液中のコルチゾール検査は血液や尿中コルチゾール検査と違い、生化学的活性のある化合物を測定でき、しかも1日も何回も計測できるので、日内変動を見ることができるのが大きな利点です。(検査キットを自宅に持ち帰っていただき、1日のうちに決まった時間に4〜6回唾液を採取していただきます)
上記の画像が、唾液中コルチゾール検査の結果をグラフにしたものです。
太い青のラインが正常値です。起床から30分ほどでコルチゾールレベルはピークになります。
・目覚める直前に脳下垂体からの指令によって上昇
・視交叉上核に朝の光を感じることによる上昇
この二つの理由で、朝8時はコルチゾールが最も多くでているのが正常ということになります。
朝からコルチゾールが低いということは、HPA軸が機能していないということになります。
このデータの患者さんはもはや地を這うようなコルチゾールしか出ていないので、完全にHPA軸機能障害ということになります。
疲れやすく、仕事を辞めてしまったとか、朝起きるのが辛すぎるので仕事を辞めようか検討しているというような方がクリニックを受診された際、唾液中コルチゾール検査をしてみると、同様の結果になることが非常に多いのです。
この検査をしておくことで、「HPA機能障害」の診断書を医師に書いてもらうことが可能になりますので、休職を検討している方には必ずこの検査をお勧めしています。
副腎疲労に対する治療内容
副腎疲労は生活習慣が大きく関わっているため、ご自分の生活習慣や思考を見直していくことが治療として欠かせません。
●食事:炎症を起こすような食事、副腎に負担のかかるものを避け、同時に、細胞内でエネルギーをつくるために必要な栄養を摂っていきます。
・炎症を起こしやすい食品
炎症をおこしやすい食品とはどういうものでしょうか。精製糖質(砂糖・加糖ブドウ糖液糖)や人工甘味料、質の悪い油(トランス脂肪酸、質の悪い植物油脂)、小麦製品、乳製品が代表格です。
例えば、毎朝食べていた菓子パンとヨーグルト。質の悪い油と砂糖、小麦、乳製品でできています。もはや炎症朝食セットです。
これをご飯と味噌汁に置き換えていただくだけでも、体調が改善していきます。
・カフェインを控える
副腎に負担になるものとは、カフェインです。コーヒー、エナジードリンク、紅茶、緑茶、番茶、ウーロン茶、ジャスミンティーなど。コーヒーを飲まないと体が動かないと言う方もいらっしゃいますが、これは疲れている副腎にさらに鞭を打ってドーピングしている状態ですので、極力ノンカフェインにしてみましょう。
飲むものがない!とおっしゃいますが、飲むものは他にも色々あります。基本的にはきれいな水を飲むのが好ましいでしょう。
お茶ならハーブティーや麦茶、ルイボスティーが人気です。コーヒーショップにもディカフェのコーヒーがありますし(カフェインが僅かに含まれます)ハーブティーやルイボスティーを扱っているところもあります。
カフェインをとるよりも果汁100%オレンジジュースを少しずつ飲むほうが副腎にとってはソフトかもしれません。
ただ、ジュースは200mlでも糖質の摂りすぎになります。私は普通はジュースを注文することはありませんが、飲むとすれば全部飲まないようにします。
カフェインを控える(できれば辞める)にあたって、注意点があります。
1日5杯はコーヒーを飲んでいるとか、いつも500mlのペットボトル緑茶を飲んでいる、というような方は、急にやめると頭痛がすることがあります。
その場合は、少しずつ減らすようにしましょう。薄い緑茶を午前中だけ飲む、コーヒーではなくノンカフェインのコーヒーにする(少しカフェインが含まれるから)など工夫して調整してください。1〜2週間ほど辛いかもしれませんが、徐々に慣れていきます。これまでいかにカフェインに依存して興奮状態を作っていたか体感すると思います。
・栄養バランス
副腎疲労している方は栄養全般が不足傾向です。特にタンパク質やミネラル欠乏(亜鉛やマグネシウム)が激しい傾向にあります。
栄養指導でしっかりお話しを聞いていただき、”バランスのとれた食事”とはどういうものかを理解して少しずつでも生活に取り入れてみてください。
治療の8割は食事の改善が鍵を握りますが、すっかり弱ってしまった副腎のケアには治療レベルの栄養素が必要になります。
特に副腎に必要なのはビタミンCです。高濃度ビタミンC点滴は副腎疲労の回復に役立ちます。
食事から副腎疲労を回復するほどの充分量のビタミンCを摂取するのは難しいためビタミンCは点滴のほかにサプリメントで摂取することをお勧めしています。
また、エネルギーを作ったり解毒したりするのに必要なビタミンB群、亜鉛、マグネシウムなどのビタミン・ミネラル類。弱った胃腸の粘膜の修復に必要なビタミンA、D、アミノ酸を用いることもあります。
狂ってしまったHPA軸を修正するためにホルモン補充のためのサプリメントも使われます。プレグネノロンやDHEAなどのホルモン・サプリメントは日本では市販されていませんので海外製品をお求めになる必要があります。
いずれにしても栄養療法クリニックで医師に相談しながらご利用になることをお勧めします。
●ストレス対策
慢性的なストレスがHPA軸を狂わせます。脳疲労を起こしている訳です。上述したように、ストレスにも様々なものがあります。
・ストレッサーを手放す:自分にとってストレスになっているものを突き止めて、排除できるもの排除しましょう。仕事を長期休む、辞める、引っ越しする、ストレスになる家族や友人と距離をおくなどはかなり大きなアクションですが、それだけに効果的です。
その際、人の目や人の言うことを気にするのではなく、「自分で決めて良いのだ」という自己決定感を大切にしてください。
恐らく、これまでは”人がどう言うか”、”人がどう思うか”を気にし過ぎて、自分の気持ちを後回しにしてきた結果、副腎疲労の状態になったのではないかと推察します。
そうであれば、その考えを捨てて、自分の気持ちを大切にした先に明るい未来が待っていると思いませんか?
・トラウマに対処する:中にはトラウマが原因で特定の場面で強いストレスを感じてしまうということがあります。自分にとってトラウマになっていることにも気づいていないことがあります。
弊社のカウンセラーとじっくり話をしていただいて、ストレッサーとなっているものを洗い出すのもよいですし、キネシオロジー(筋反射テスト)や、メタトロンなどのような波動療法ができる所で調べてみるのも良いかもしれません。
ストレスの感受性が増している人は、治療としてマインドフルネス(瞑想)を取り入れることもお勧めです。忙しくなっている脳を鎮めることができるようになっていきます。
もちろん栄養での対策もお勧めします。Nアセチルシステイン(NAC)は、脳の皮質、扁桃体、海馬など、トラウマにかかわる多くの脳領域で、グルタミン酸塩が放出されることを阻害します。
酸化ストレスや炎症もトラウマと関係があるので、抗酸化は大切なキーワードになりますが、NACをサプリメントで摂取することで酸化ストレスにも炎症にも対応できます。
・CBDオイル:体内には、生きていくために必要な体内調節機能(=ECS;エンドカンナビノイドシステム)というものがあり、痛み、記憶、炎症、食欲、感情抑制、発達などを制御し細胞同士のコミュニケーションを支えています。ECSは、強いストレスや加齢によってその働きが弱り、カンナビノイド欠乏症になることがわかっています。
大麻草には、複数のカンナビノイドが含まれており、特にCBDオイルはカンナビノイドの欠乏を埋め合わさるのに有効とされています。(CBDオイルは精神活性成分のTHCは含まれないものを使います)
CBDオイルはHPA軸を調整する働きもあります。簡単に言うと、リラックス効果が高いので、過緊張でエネルギー消耗が激しく、眠りの質の悪い方の強い味方になっています。
まだ大麻と聞くと恐ろしく思う方がおられるかもしれませんが、CBDオイルはすでに世界ではその健康効果が認められ広く利用されております。
もちろん、製品も様々ございますので注意が必要です。
何科を受診すれば良いか
最初にあげたような症状があって、いわゆる”副腎疲労”の状態だと思う場合、何科を受診すれば良いでしょうか。
一般的には内科なのかもしれません。ですが、「とにかく疲れが取れない、朝起きられない、パニックを起こしそう、記憶力が低下した‥」などと内科で伝えたら、まず鬱病を疑われ、向精神薬が処方されるか、精神科を紹介されてしまうでしょう。
あるいは、漢方処方してくれる内科でしたら、幾らか対応してくれるかと思いますが・・。今のところ、保険診療では、HPA軸機能障害の診断をしていただくのは難しいのが現状です。
いわゆる”副腎疲労”を診断するために実施する検査(先述したもの)は、自由診療でないとできません。お近くの栄養療法クリニックをお探しになってみてください。
栄養療法クリニックが見つからないときは、お問合せいただければ何か助けになれるかもしれません。
弊社では、栄養療法クリニックで副腎疲労の治療をしている方の栄養サポートを実施しております。
ぜひカウンセリングをご利用ください。