がん治療を一通り終えて退院する時、最後に医師と今後の話をするとしたら、聞くと思います。
「食生活で注意する点を教えて下さいますか?」
その時、医師の答えは…
Nさんも聞いたんです。
その時の医師の答えは・・・
何でも食べていいですょ
以上。
え?
Nさん、大人なので、もう少し食いついたそうです。
もうちょっと教えてくださいよ~。
食べた方がいいものとか、
食べない方がいい物とかあるでしょセンセ♪
医師
…栄養バランスを考えて、食べて下さいね!
Nさんは思いました。
その、”栄養バランス”を聞いてるんですけど…。
意外ですが、こんなやりとりが普通になされているようです。
医師の答えはあまりに研ぎ澄まされており、もはや凡人にはついていけないのか…。
いやいや、
凡人にもわかるように教えてくれ!
というのが本音です。
ホントに何でも食べていいのか?
中には、あまりにも素直にその言葉を受け止める人もいます。
医師が何でも食べていいと言ったからと、肺がんの手術後、毎日菓子パンを食べていたというツワモノも…。
このブログをご覧頂いている方はお気づきと思いますが、ガン細胞は糖質を主な栄養源として増殖しますので、血糖値の上がりやすいパンは気をつけたいところ。
なのに、“毎日おやつに菓子パン”と聞いただけで、私は小さな悲鳴を上げてしまいました。
知識がないと、怖いもの知らずの行動をしてしまうのですね。
その方が術後4カ月で再発したこととどれだけ関係があるかは定かではありませんが…。
(というか、手術前に転移はないと言われたが本当は元々転移していて、手術や間違った食生活によって
転移がんの成長を速めてしまったのかもしれません)
医師は栄養の専門家ではない
”お医者さんは健康になる方法を知っている”
と思いがちなので、ついつい食事の事も相談できると思ってしまいます。
でも、日本の医科大学において、栄養のカリキュラムは数時間しかありません。
ですから、当然、医師は生化学的な栄養の知識は非常に乏しい。
もしかすると一般の人より知識がないかも。
医師とは超絶忙しい職種。
なので毎日のようにカップラーメンだったり、お昼はかりんとうだけ・・
そんな生活していたという先生もいました。
(正直、栄養に興味も関心も知識もない先生が結構多いです。)
医師は病気と向かい合うことだけが仕事と捉えられているからのようです。
そういう世界のようなので、仕方ありません;
がんは生活習慣病ですから、栄養状態の改善が必須なのに…
と心から思いますが、現状はなかなか変わらないことでしょう。
しかし近年、治療中・治療後の栄養に注意を向けるがん専門病院も出てきました。
今後、広がりを見せると良いですね!
今の状況に不平を言っても始まりません。
自分の体は自分で守らなければ!
菓子パンでもお腹が膨れればいいと思っていた方、
栄養対策で悩みのある方はどうぞご相談ください。
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