2017年6月24日。新大阪駅近くの会場で「がんを知り栄養で対策セミナー」を開催しました。
10名足らずの少人数での勉強会でしたが、皆さん熱心に学んでくださいました。
そして26日にも、福岡にて(非公開)がん治療をテーマにした勉強会を開催して参りました。数日前に小林麻央さんががんとの闘いの末に死去されたこともあり、身近なこととして関心が高まっているという印象があります。
麻央さんの事は非常に残念でした。
「最期の言葉が『愛してる』でした」という海老蔵さんの会見でのお話に涙が止まりませんでした。
ただただ残念ですが、今となっては、麻央さんが愛したご家族や友人の皆さんが一日も早く悲しみから抜け出して平穏な日常を取り戻し、麻央さんのように毎日を前向きに過ごしていただければと願うばかりです。
大阪会場では、少々厳しい状況の親御さんのために情報を集めている方、ご自分が闘病中という方がいらしていました。
病院で手を尽くして頂いているのでしょうけれど、疑問や不安を感じておられる様子でした。
・薬に薬が重なっていき20種類も処方されているが大丈夫なのか
・がん細胞はブドウ糖で増殖するのにブドウ糖点滴をされる事への不安
・腸内環境と免疫の関係を考えると、抗生物質を継続的に投与される事での腸内環境の悪化が気になる。
・病院では栄養対策は無いに等しい。自分で情報を集めると、玄米菜食のようなものや”食べない”ことを勧めるものばかり。ただでさえ栄養失調なのにそれではいけない気がする・・・
いったいどうすればいいんだ!
同じような悩みを持つ方は少なくないはずです。
愛する人の苦しむ姿を見ることほど、疲弊することはありません。
病気で苦しむこともそうですが、それ以上に治療で苦しんでいると思えてならない時もあります。
しかし、「がんとは何か、なぜがんになるのか」それを知ると、対策がクリアに見えてきます。
がんになるのは栄養不足・酸素不足(貧血)、炎症、コピーミスといったことだと考えられています。それなら、栄養対策、抗酸化、ミトコンドリア機能改善に努めればよいはずです。
(ちなみに三大療法はこのどれも行いません。自分で対策しなくては。。。)
自分のするべきことが明確になれば、自信をもって前進できますし、医師にも、不安を解消するために自信をもってこんな風にお願いできるかもしれませんね。
・むやみに抗生物質は使いたくない。抗生物質をどうしても使う必要があるなら、腸内細菌まで死滅するのは不本意なので乳酸菌も処方して頂きたい。
・点滴はブドウ糖ではなく、生理食塩水にしてもらいたい。
・薬は極力減らして頂きたい
分子栄養学的に体の仕組みを知ることで、不必要に苦しまずに済むこともあります。
”自分が自分の主治医”という意識で体に向き合っている皆さんとお会いし、共に私も精進していかねばと改めて襟を正す機会となりました。