「治療が始まるのでサプリメントをやめておきます」
と言う方もいらっしゃいます。医師からサプリメントについて否定的な意見を聞いたというのがその理由です。
何が正しいのか混乱して来て、ええい!もう先生の言う通りにしておけばいいや!
ということだそう。。。
実際、サプリメントに懐疑的な医師も少なくありません。担当医の言葉の影響力は絶大です。「やめとけ」と言われれば、なんだか恐くなりますよね。
とはいえ、ぶっちゃけ医師は医療のプロですが栄養やサプリメントのプロではありませんのでそれを理解した上でお話を聞いた方が良い部分もあります。
はてさて、がん治療中はサプリメントはやめておいた方が良いのでしょうか。
がん治療とのバッティング
世の中には様々なサプリメントがあり、がん治療も様々あります。抗がん剤や放射線のように、活性酸素を発生させる治療法と、逆に活性酸素を除去するようなサプリメントを併用すれば、作用がバッティングしてしまう、ということも確かにあります。
しかし、そもそもがん治療は何のためにするのでしょうか。体を健康な状態に戻すためですよね。がんがなくなりさえすれば、体がボロボロになってもいい…なんて訳がありません。
そもそも免疫力が落ちていたからガン細胞がすくすく成長してしまったのです。そしてこれから更に免疫力の落ちる治療が始まるのです。
ですから、余計の事、体にとって厳しい治療をなさる前に、免疫力を上げて、治療によるダメージに耐えられるよう準備が必要です。
サプリメントの種類によっては、抗がん剤使用中は中止した方が良いというものも確かにあると思いますので、そこは販売店などに確認してください。
私自身、そういうご相談をお受けしています。そして、治療の前後にしっかりと食事とサプリメントによる栄養対策をなさいます様お勧めします。