がん患者さんでも「アルコールは飲んでいいですか」という質問が、意外に出るので前回私の考えを動画にしてみました。
「焼酎やウイスキーならいいらしい」と言う方もかなりいらっしゃいますが、残念ながらアルコールってだけで血糖値は上がります。毒性も変わりません。気をつけたいですね(^ ^;
今回は、健康な人や治療が終了している方が少し楽しみたい♪という時、「アルコールの害を抑えるために、サプリを摂るとしたら何が良いか?」にお答えしましょう。
「ウ○ンの力」はどうよ
CM効果で、飲む前に「ウ○ンの力」のようなをドリンク剤飲んでおいたらいいんじゃないのか?!と思っている方もいらっしゃるとは思いますが、「ウ○ンの力」のような甘いドリンクはきちんと成分表示を見て頂けばわかりますが、ほとんど清涼飲料水ですよね。添加物たっぷりの。その時点で肝臓に負担だな〜と思うので私は使ったことがありません(笑)
ウコンの原末は私も好きですし良いと思うのですが、物によっては鉄が多すぎて肝臓を悪くするものもあるようです。そのあたりは注意してみてください。
それに、iHerbでクルクミンやタウリンやオルニチンのような肝臓をケアする製品を探すのはアリだと思います。
飲む前の栄養対策
アルコールを飲む前の栄養対策としては、まずは肝臓に重要なタンパク質を摂っておくことをお勧めします。枝豆やお豆腐、チーズなどを先にパクパク食べておこうということです。
更にアルコールから肝臓をいたわるため必要な栄養素は、何かというと…
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ビタミンB群です。
と言っても、アルコール代謝のために特に使われるのはB1です。
なのになぜB1じゃなくて、B群というか、というと、B群はグループとして協力し合って働くからです。
【 ビタミンBには8種類ある 】
ビタミンB1、2、6、12、葉酸
ナイアシン、ビオチン、パントテン酸
ですから、VBサプリをとるなら、B1とB2くらいしか入っていないものではなく、極力チームのみんなが入っているもの(Bコンプレックスと言われます)を選んで欲しいと思います。アルコールから肝臓を守るために飲酒前に飲んでおいたほうが良いですね。
とはいえ、日本人は遺伝的にアルコール代謝酵素が少ない人が38%、全くない人が8%と言われています。 これは鍛えて増えるものではないので、無理して飲んでも体を害するだけなのです。
まずは、自分の適量を知っておき、それを超えないようにすることが大切です。
もしも飲みすぎて二日酔いでお困りなら、ビタミンBの点滴(にんにく注射)をすると即効性があるそうです。お近くのクリニックを検索してみると良いですね。
活性酸素が関係している
アルコールが入ると、肝臓で代謝する時に活性酸素が大量に発生し様々な問題を引き起こします。
ということは、飲む前に、活性酸素を除去するものを摂っておけばいい、ということでもありますよね。
特に、「ヒドロキシルラジカル」と言われる凶悪な活性酸素です。
活性酸素除去なら、ビタミンC です。VEやAも活躍します。お酒の害から体を守るには色々な栄養素が必要なんですね~。
ただ、これらのサプリメント自体、質がよくなければ肝臓の負担になり、むしろ飲まない方が良いくらいです。ぜひ質にはこだわって下さいね。質の良いものがわからない方は問い合わせしてください。
余談ですが、「営業だから飲まないと仕方ない。会社のためだ。」と断言する方もいらっしゃいました。
飲めないお酒を飲んで既に病気の一歩手前になっていて、肝硬変になったら大変なことなのですが・・そこまでしなくてはいけない仕事って一体なんなんでしょうね。
あなたの価値ってそんなに低いんでしょうか。そんなことはないはずです。家族のために働いているんだったらまずは家族のために元気に生きていることが何より大切なはずです。
もちろんお仕事がうまくいくことも大切なので、お酒を飲まなくても取引先を感動させるサービスを考えて頂けたら素晴らしいな・・なんて思います。
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