がんは熱に弱いので、温熱療法は効果的だと先回書きましたね。

(先回の記事はコチラ⇒ http://healthy-happiness.jp/?p=740

 

温熱療法の例として最初にご紹介するのは、病院で行われる「ハイパーサミア」です

 

 

腫瘍内では血流が少ないため温度が上がりすぎてガン細胞は死んでしまうのですが、腫瘍が42℃の時、正常細胞40℃くらいになって逆に免疫能を高め、治療に役立っているようです。

 

つまり、ガン細胞だけを選択的に死滅される事ができ、免疫は上げているということですね!抗がん剤や放射線と比べて強い副作用もありません。
(熱が出る方や、痛みの出る方もいらっしゃいます)

 

患者さんの生活の質(QOL)を高く維持することが可能なのが素晴らしいところですね。

なぜもっと利用されないのか不思議なくらいです。

 

治療は週に一回、3ヶ月くらい続けるケースが多いようです。通える距離にハイパーサーミアを使う病院があるとよいのですが…。

 

それに、医師の紹介状が必要な病院もあって、担当医の理解がない場合、難しくなります。そんなぁ!と言いたくなります…;

 

もし、条件が揃わず、ハイパーサーミアが受けられなくても、
温熱療法は他にもあるので、がっかりしないでくださいね。

次回、自宅で出来る温熱療法を紹介します。

 

 

どんな方が利用しているか…

 

〇基本的にはハイパーサーミア単独ではなく、抗がん剤などとの併用です。

抗がん剤が効率よく浸透し治療成績が上がる例が多いそうです。

 

 〇手術でがんを取り除いた後に、取り残したガン細胞を死滅させる目的で使うケースもあります

 

〇がんの型や種類、原発・再発、初期・末期いずれも関係なく行えます。

 

〇局所がんでなく転移していても順番に治療可能です。

 

 何を期待するか

ハイパーサーミアで「治るのかということが一番気になる所ですよね。

ある程度進行している場合、腫瘍を縮小したり、痛みを取ったりすることは、期待できそうですが、常にそれを期待できるわけではありませんし、治すことは難しいのかもしれません。

 

やはり、がんは簡単な病気ではありませんね。しかし、QOLを維持、向上できるのは大きな魅力ですね。

効果的な治療法の一として検討してみるのも良いのではないでしょうか。

ただ、治療のために単独で用いるタイプではないと理解していただきたいと思います。

 

 

【 病院について 】

ハイパーサーミアは、どの病院にでもあるものではありませんので、コチラを参考に、あなたの近くの病院を探してみてくださいね。

↓ ↓ ↓ ↓

http://www.taishitsu.or.jp/hyperthermia/hyp5.html

 

 

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