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がんとの正しい付き合いかた

がんを克服した人はこうしている…トキメキながら、がんと生きる

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2015.8月最後の土曜日。

この日は、早くも夏の終わりを告げるように、しとしと雨の降る一日でした。

そんな日の昼下がり、NPO法人がんを学ぶ青葉の会主催で、ホリスティック医療の第一人者、帯津良一先生の「まぁるく生きる」講演会が福岡で開催されました。

なんだか私も沢山元気をいただきました。

あなたにもきっと励みになると思うので内容をシェアしますね。

 

ガンほどミステリアスなものはない

帯津先生講演

帯津先生というと「統合医療」というイメージでしたが、実は61年に東大医学部を卒業し、食道癌の専門で外科医として手術をされていたそうです。

2005年に帯津敬三塾クリニックを開設し西洋医学と東洋医学を統合し「人間をまるごと診る」ことで自然治癒力を引き出す「ホリスティック医学」を実践しておられます。

まず、「がん治療に50年携わっているが、確信をもって言える事はない。」と言われたのが意外でした。

「え~っ;代替療法の第一人者なのにぃ~」と最初は思いましたが、よく考えるとなんだか納得できます。

がんは元々その人の細胞なので、特性が様々で、あっという間に悪くなる人もいれば、進行性でも治ってしまう人もいます。簡単ではないし甘く見てはいけないけど、不治の病でもありません。

がんというのは全身の病気であり、心と深い関係があるため、ミステリアスな病気なのですね。

心とのつながりが深いだけに、帯津先生が勧めていたのは、ときめく事♪

ときめけば、免疫力も自然治癒力も両方上がるからだそうです。

 

「免疫力」と「自然治癒力」

「免疫力」と「自然治癒力」は違うものだと話されたのも興味深く思いました。

「免疫」とは、自己と非自己を区別して非自己から自分を守ることが関係します。

だからウイルスが入ってきたら”非自己”と認識してやっつけますよね。それが「免疫」です。

では自然治癒力は?

帯津先生曰く、「自然治癒力」は生命力を上げるものだそうです。

結論としてその人にとっての”浄土”を探せば良いのだな、と考えたそうですけれど、一人一人に”浄土”があり、普遍的なものがないのです。

だから、「これが自然治癒力を上げます!」と特定する事って出来ない訳です。要は、その人、その人がときめくものを持てばそれでいいのです。

命が喜ぶ事を見つけて毎日のようにそのトキメキを大切にする。そうすればおのずと生命力が上がり、自然に治癒に向かうのです。

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確かにそういえば、気真面目に生きている人より、楽しくやってる人の方が大して健康に気を付けていないのにすごく元気で長生きしていたりしますよね。(ま、不摂生はいずれ体にきますが…笑)

分子栄養学的に考えると、その性格的なものにも栄養状態が深く関わっていたりするのですけどね。。。

とはいえ、意識して、考え方や物事への取り組み方、環境を変える事が大きな助けになるのは間違いありません。

さて、何にときめく?

いや~しかし、トキメキって、ないな~。…なんて思っていましたら、他の参加者がこんな質問をしてくれました。

帯津先生は何にときめくんですか?

ナイス!良い質問。で、帯津先生の答えは…

私はね、死に近い人に寄り添うために、自分自身も今日で命が終わりだと考えるようにしているんです。

だから、毎日が最後の晩餐です。最後の晩餐にはぶどう酒がつきものでしょ♪

だから、私はその日の料理を見て、それに合うお酒を選んでそれを心底楽しむんです。これが人生最後の酒だと思うと、ときめくんですよ~(^^♪ 

なるほど…そんな感じか…。それなら私も色々ときめけそうだ。というか、そのための時間を取れないってことがイカンのだな。。。などと考えていた次第です。

さて、あなたは何にトキメキそうですか?

釣り、登山、電車、絵、写真、ガーデニング、モノ作り、ダンス、歌、あの人とのおしゃべり、あの景色、あのお料理…色々思い浮かびましたか?

早速予定に組み込んで下さいね。

 

青い鳥はどこにいるのか

青葉の会と深く関わって来られた、日本笑い学会副会長の医師・昇幹夫先生も登壇されました。

昇先生の考えでは、そもそも細胞分裂する時にがんができるので、長く生きればがんは増えて当然。

でもそれが早まってしまう人は、2割はがんばり過ぎ、3割は悪い食生活、なんと残りの5割は心だそうです。

そりゃーブレーキの壊れた車のようにアクセル吹かしっぱなしでは免疫系統もいかれてしまいます。

まずはその根本を調整しなければ始まらないという訳です。

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病気になってしまった時は「そんな生活はやめてくれ」という体からのメッセージなんですね。

そのメッセージを受け止めて自分が変わる事が何より先みたい…。

治る力は自分の中にあるから。

でも、青い鳥症候群になってどこかに自分を助けてくれる救世主がいると信じて良い先生、いい薬を探す…

その思いこみが治らない原因なのだとか。耳が痛い話です。

 

がんと生きるわたし流

 

がんと生きるわたし流

今回の講演会は本当は松尾俱子(まつおのりこ)さんの本出版記念だったんだなと後で分かったのですが(笑)

早速購入して帰りました。

スゴク良かったです!

青葉の会代表の松尾さんご自身の体験や青葉の会の12年間の活動の経緯などを「がんと生きる わたし流」の中にまとめておられます。(せせらぎ出版)

代表の松尾さんは、51歳の時にスキルス性胃がん余命5カ月と診断され胃の4/5を切除(更に脾臓・胆嚢・十二指腸の一部を切除)しておられます。

ですが余命5カ月と言われて20年がたっているのです。

とても大病をした人には見えず、も~富士山には登るわ、ホノルルマラソンを完走するわ、福岡で患者会を発足させるわ…とにかくパワフルで積極的な女性なのです。

そんな彼女の行動ぶりから力をもらえること請け合いです。

さらになんと、上記した帯津先生、昇先生、それに安保徹先生の原稿もありますし、がんサバイバーの他の方々もご自分ががんを克服した経緯を綴っておられます。

がんと闘う方やそのご家族には、がんを治す人の特徴が分かって非常に励みになる内容だと思いますょ。

ぜひご一読いただきたいと思います。

 個人的には、松尾さんの「生きる!と覚悟を決めて、悩むのをやめて開き直りました」という言葉が非常に印象的でした。

 

最後に本の中で松尾さんご自身が退院後の心得としてこられたことをまとめておられるので、その部分を抜粋させていただきますね。

1.情報に振り回されないこと

2.自分の体の状態にあった生活パターンを考える

3.人との比較をしない

4.できるだけ体を動かし、自分にあった運動を見つけ、継続して行なう

5、油・塩分・糖分を見直す

6.小豆の玄米と菜食を心がける

7.同じがん仲間の治った方の声を聴く

8.治ったらコレをするという目標を持つ

9.体を冷やさない

10.自分にできる呼吸法を身につける

 

ちなみに栄養の摂り方に関して、この講演会中でも質問が出ていました。多かったのが塩に関する事。医師たちは塩を控えることは勧めていませんでした。(塩の事は先回の記事でも書きましたね)

玄米の摂り方も少し気を付けて頂きたい部分がありますのでそれはコチラを参考にして下さい。 

今回、帯津先生や昇先生、松尾さんのお話を聞いていて、人間という生き物は「心」で生きている部分が大きいんだなと強く感じました。

何のために生きるのかという目標を持つこと、ユーモアや励ましの言葉の力を過小評価しないようにしたいですね。 

 

青葉の会HP http://aobanokai.jimdo.com/

 

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