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がんと鬱状態

[がんと鬱]うつになりやすいのはこんな考え方…&栄養対策で元気100倍!

7月17日にがん患者さんの心理状態がテーマの勉強会に参加しました。スピーカーは聖マリア学院大学の安藤満代氏。落ち込みにくい思考パターンを作るために講義で学んだ事をシェアしてみますね。

 安藤満代先生聖マリア

告知を受けてからの心の変化

人間って感情の生き物ですから、やはり告知はこたえます。がんだけでなく、難しい病気を告知されると、そりゃ~当然ショックだし、凹むものです。心の普通な反応として、こんな経過をたどるようです。

 

経過 反応・症状 期間
1・衝撃 疑惑・否認・絶望「何かの間違いだ」「そんなはずない」 2~3日
2・不安定 ・不安・抑うつ状態・不眠・食欲低下・日常生活に支障 1~2週間
3・適応 ・状況に順応・新しい事に取り組む・現実に直面 2週間以降

 

つまり、大抵の人は最初の1~2週間は不安感や憂鬱な時期を経験するけれど、2週間以上すると、状況に適応できる人が多いということだそうです。でも中には2週間以上憂うつな気分から脱出できず、医療機関との連携を必要とする方もいらっしゃいます。

 

苦痛も様々…ストレスが複雑に絡みます

現実に様々な苦痛が一度にのしかかると、しんどいですょね。

  • 身体的な苦痛―痛み、呼吸困難、食欲不振、嘔吐など
  • 社会的苦痛―職業や社会的役割の喪失
  • 精神的苦痛-予後への不安、抑うつ感など
  • スピリチュアルペイン―生きる意味や目的の喪失など

それでも、通常はストレスがかかっても、情報収集したり人に相談したりして現実的に不安を乗り越えようとしたり、音楽を聞くとか旅行に行くなどして気持ち(注意)をそらすものなのです。でもそれが難しいという方の場合、次のような思考パターンを持つことが多いようです。

 

こんな推論の誤りがある

これはがん患者さんだけでなく、一般的に鬱になりやすい人の推論の傾向です。(私も当てはまるのでドキっとします;)

  • 黒か白かで考える
  • 完璧主義な思考
  • 破局的な思考
  • 自動思考

 

黒か白かで考える

例えば、「医師は自分のことを理解してくれない」という言い方がありますね。

つまりこれは「医師」全部が黒という思考です。

でも実際は、全ての医師が理解してくれないでしょうか、いつもそうでしょうか、これからもそうでしょうか…そう考えて見ると、白黒で推論するのは誤っているということに気付かされます。

 

完璧主義の思考

完璧主義な人は自分が完璧主義だと気付きにくいものなんですよね。現実に完璧な人間はいませんから、完璧主義な人が自分に満足できることは滅多とない訳です。それで、いつも「出来ていない」ことに気持ちが行ってしまい、その”思考そのもの”が誤っていることに気づきません。そこに来て病気になると、これまで普通にできていたことが出来なくなってきますから、大変です。

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基本的に完璧主義の思考だと、出来る限りこれまで通りに何でもこなさなくてはいけない、仕事も子育てもキチンとすべきだと考えてしまいがちです。だけどできない。きちんとできていない自分はダメだ…きちんとできない自分は価値がない…と考えるとそりゃ~抑うつ状態まっしぐらです。

実際は、これまでそうやって過剰に頑張り過ぎたからこそ、自分に必要以上の負荷をかけ続け、結果的に病気という形で現れた可能性も高いのです。ですから「キチンとしなければいけない」ではなく、「できるだけをしよう」という風に考えてみると良いですねそして出来ていない事ではなく、出来たことを喜べば、毎日はもっと明るくなっていきますよね。

 

破局的な思考

これも黒か白に近いなと思いますが、断定的に考えるんですね。

「もう助からない、終わりだ」なんて考え続けたらどうなってしまうでしょうか。人の体って本当に心と繋がっているものです。絶望するとあっという間に免疫力が失われてしまうんですね。ですから、前向きに「他の治療法を探してみよう」と考える方が遥かに建設的です。実際全てに終わりがあるのは事実です。でも、だからこそ一日一日を精一杯、(終わりではなく)生きる事に集中した方が、何かを果たせそうですよね。

 

自動思考

思考がどうどう巡りしてしまうのが自動思考です。例えばがん治療している人のドラマを見て、「自分も再発するかもしれない。…もうだめだ…もうダメだぁ…」どうどう巡り。その事で頭がいっぱいという状態です。

そんな時に良い方法として、安藤先生がヨガの先生と一緒に考案したマインドフルネスプログラムをご紹介下さいました。自分の思考と距離を置く方法です。呼吸と体の動き、声を出す事、どれもよく考えられています。

 

マインドフルネス

自分の思考と自分がイクオールにならないように、不安な感情を持っているイメージをすることが役立つようです。自分と感情と離してみるということですね。訓練が要りますがこのような思考を身につけると、苦痛を味わっているときでも、その感情に溺れないように守られます。

 

*どこを受診すれば良いか*

精神科では薬が処方されるだけになりがちなので、治療の担当医に相談して、心理カウンセラーとしての経験のある先生をご紹介頂く方が良いと思います。

 

栄養対策でさらにスッキリ♪

うつは脳の栄養失調で機能が低下している状態ですから、それを改善すれば、意外とあっさりスッキリするものなんです。

そもそも何らかの栄養欠損が原因で病気になっている訳ですから、そこに来て、多くのストレスを抱えれば軽く鬱状態になるのも無理ありません。鬱を改善するために必要な栄養素は…

・たんぱく質

・ビタミンC

・ビタミンB群(特にナイアシン)

・カルシウム

・鉄

・コレステロール

・DHA・EPA

…など

これらが欠乏すると鬱のような症状が出てしまうのです。消耗してしまった栄養を足してあげることで改善可能なので、思考パターンの見直しと同時に栄養状態の改善にもぜひ力を入れて頂きたいと思います。

普通に貧血というだけで、イライラしたり異常に緊張したり、悲しくなったり不安になったりするものです。「もともとこんな性格ではなかったのに…」という方は特に栄養を足すだけで元気100倍になると思いますよ~!!

 

他の方法を探したい方、自分に必要な栄養対策、効果的なサプリメントを知りたい方向けの栄養セラピーがあります
http://healthy-happiness.jp/?page_id=2406

 

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