病気になると、急に

「食べるものに気をつけよう!」

と考えるものですが、

「急に」なので自分の中に

指針や情報がない事に気付かされたりしませんか?

 

体にどんな作用があるのか見分けるのに役立つものとして

食品に「機能性表示」ができるようになりましたょね。

 

何度もニュースで報道していたので、ご存じと思いますが、

安全性や機能性について、一定の条件をクリアしていれば、

企業や生産者の責任で、

「体のどこにいいのか」、「どう機能するのか」

表示できるというものです。

 

野菜や肉、魚だけでなく、

加工食品やサプリメントも含まれます。

 

例えば、

「肝臓の働きを助けます」とか

「おなかの調子を整えます」という感じ。

購入の目安になりそうですよね。

機能性表示食品は本当に効果があるの?

機能性表示とはどういうものか、

ちょうど先日お会いした方で、私と同じ

サプリメントアドバイザーの小浦さんが

AllAboutに記事を書いておられたので紹介します。

http://allabout.co.jp/gm/gc/453835/5/

 

特に加工品やサプリメントに関しては、

結局、企業側が自己判断で提出しているものですから、

サプリメントアドバイザーの立場から見ると、

「ん~~誤解招きそう…」

という物もあります(>_<);

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消費者庁HP

〈届出詳細内一覧〉

 http://www.caa.go.jp/foods/todoke_1-100.html

やっぱり大手企業が多い…という印象です。

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消費者は

「目の健康に!」

とか

「脂肪に!」

とか書いている部分だけを見てしまうので、

添加物とか、有効な量が入っているかどうか

なんてあまり気にせずに購入してしまいますよね。

 

それが、ガン患者さんのような

切羽詰まった方となると余計です。

「良さそう」という理由で購入してしまいがちです。

 

でも実際は、

がん細胞に栄養を取られ、

その上、手術や抗がん剤などの治療で

壊した体を修復するための栄養を補う

となると、かなりの量が必要です。

 

体のどこに良いということが分かる

という面では機能性の表示は参考になりますが、

その商品が病態改善に役立つかと言うと…

それは難しい可能性がありますよね;

 

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治療レベルのサプリ摂取なら

10倍必要って話の過去記事

栄養学との違い-がんの栄養対策するなら厚労省「栄養所要量」の10倍は必要ってこと?!
2014-11-22 07:00
ここのところ 「分子栄養医学」に関して がっつり書いて、ビタミンC療法なども ご紹介してきたのですが、 そういえば、 「栄養学」と近藤…じゃなくて 混同しちゃう人もいるかも! と思...

 

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惑わされないためには?

小浦さんも書いていらっしゃいますが、

やはりそこは基本的な知識がないと

「機能性表示食品」という表示に

惑わされることになってしまいそうです。

 

サプリに関しては、

情報を判断するために、

サプリメントアドバイザーなどの

専門家に尋ねるしかありません。

 

今の自分に必要なもの。

その食品の質も踏まえ、総合的に考えた上で、

適切な判断をするお手伝いをしますので、

よかったら相談してくださいね。

 

 

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