先回、がんと闘う免疫を上げるため、腸内環境を整える方法をお伝えしました。

 

 

腸内環境を語る際、腸内細菌だけに目が行きがちかもしれません。

 

でも栄養を吸収する腸粘膜の状態も重要な要素です。

 

 

【腸粘膜の構造】の図

看護roo! https://www.kango-roo.com/sn/k/view/2271

 

「第二の脳」は「神の手」

腸は「第二の脳」なんて言われますよね。

 

 それは、腸に神経細胞があって、脳からの指令なしに、吸収するべきものを選択し、のどこにその栄養をお届けするか決めてくれているからなんです。

 

だからこそ、あなたの気分の影響も受けやすい訳です。

ストレスで下痢するのもそのため。

 

私達は口に美味しければ体に悪くてもつい食べちゃいますけど、腸は理性だけで選択します。真面目です

 

腸のその趣旨選択っぷりは”神業”

だから

God Hand」(神の手

と言われるほど!

 

ありがた~い神の手は大事に扱わねば。。。

 

ということで、

 

  • 消化力を改善する方法(腸をカバーするため)
  • 腸粘膜に必要な栄養

 

この二点を考えたいと思います。

 

ガン細胞とは栄養の取り合いになるということを考えると消化吸収力の改善は最重要事項とも言えますね。

 

まずは消化酵素

食べたものが未消化の状態で腸にやってくると、腸にとっては負担になります。

 

腸で腐敗して悪玉菌が増殖したり、リーキガット症候群(腸に穴が空いているような状態)になって全身に影響を与えることも

 

消化を助けるために、次のようなことができます。

 

・よく噛む

まずは、胃酸で消化しておくことが大切です。

ですから初期消化として、まずは消化酵素が出るように良く噛むことが大切です。

30回噛む!

というのを意識してみてください。

 

しかも楽しい食卓でないといけません。

緊張状態で急いで食事をすると交感神経優位になって消化酵素も十分出ません。

 

ガミガミ怒りながらとか、イライラしながらのお食事は、せっかくバランスを考えて食べていても吸収できずに勿体無い事に・・・

 

楽しい食卓を心がけたいですね♪

 

・タンパク質を摂る

胃酸も消化酵素もタンパク質から作られます。

 

ですから、動物性タンパクを避けたりすると、消化酵素も減ってしまい消化力が落ちてしまいます。

 

食べて消化出来る体である事、それが大切。

 

動物性も植物性も関係なくタンパク質をとるように心がけましょう。

 

・食物酵素を摂る

しかし、どうしても年齢と共に消化酵素は減るものです。

(ですから、安易に消化酵素を抑える胃薬を飲まない方が良いのです。)

 

少ない消化酵素をカバーする手軽な方法は…。

 

食物酵素の助けを借りるということです。

 

そのためには、野菜を食事の最初に頂くと良いですね。

 

血糖値が急に上がらない食べ方なので、がん対策にもなり一石二鳥です。

 

消化力の弱い人は(胃酸が少ない)、食事の最初に酢の物を食べるとか、レモン水を飲むのも良いですよ。

 

・消化酵素サプリを摂る

自分の胃酸の状態はペプシノーゲン検査で見ることができます。胃酸過多だと勘違いしている方がとても多いので、本当は一度検査して欲しいところです。

 

かなり胃酸が少ない方は消化酵素をお薬やサプリで摂ることでかなりカバーできます。

 

青パパイヤ酵素を消化剤として使うのもアリです

(サプリメントにもなっていますよ)

 

腸粘膜を強化する栄養素

栄養を吸収する小腸ってとっても広いんです。

 

どれくらいの広さだと思いますか?畳一枚分くらい?

 

いやいや…

 

ギャザーのように折りたたまれているのを広げると、なんと、錦織くんが走り回るテニスコート1面分程あるのです。

 

そりゃ~材料もしっかり必要ですね。

 

腸粘膜は入れ替わりが早いので(1~3日間)適切なものを適切な量とれば、サプリメントの効果も感じやすいと思います。

 

吸収できる強い腸を作る材料はまずはアミノ酸です。(やはりタンパク質が必要)

 

中でも小腸粘膜のエネルギー源はグルタミン

 

次に粘膜生成に重要なのはビタミンA

 

ビタミンAは油性ビタミンなので良質なものでないと、むしろ危険です。

また、胆汁が少ないと吸収できません。吸収しやすいタイプ(ミセル化)したものはなかなか手に入らないのでご相談ください。

 

また、ビタミンC、ヘム鉄、亜鉛も必要です。

 

ヘム鉄に関しては、使い方に注意が必要なので、これもサプリで摂るなら必ず相談していただきたいですね。

 

まずは食事に赤みの肉を加えるようにしていただくことが先決です。

 

 

グルタミンはがん治療中には特に活躍するアミノ酸なので、

使いたいタイミングを、もう少し紹介しますね。

 

がん治療中もグルタミン

グルタミンというアミノ酸は下痢をしやすいという人に特に使えます。

逆に便秘の人は使わないでください。

 

抗がん剤や放射線で痛んだ腸にもグルタミンをお試しください。

食欲を取り戻すのに一役買うはずです。

 

 

グルタミンは腸管粘膜だけでなく、がんと闘う主役であるリンパ球エネルギー源でもあります。

リンパ球が落ち込んでいる時に使えますね!

 

それだけではありません。グルタミンはストレス下でも大量消費する栄養素です。

病気を患うと、更にこれまでにないストレスを抱える事になります。

 

 

そんな時、グルタミンを補給することで、楽になるかもしれません。速効性のある人も多いですよ。

 

ストレスで腸を壊しやすいタイプの方にとって強力な助っ人ですね。

 

 

《 グルタミンを使うタイミングまとめ 》

・3日以上下痢が続く時

・治療で食欲が落ちている時

・リンパ球を増やしたい時

・強いストレスがある時

 

 

小腸広範切除術後のグルタミン経腸投与の効果
(<特集>第41回日本消化器外科学会総会)

http://ci.nii.ac.jp/naid/110001312998

 

 

☆自閉症や腎機能低下など、グルタミンを使わない方が良いケースもありますのでご注意ください。

 

 

 腸能力でがんを克服!

 腸管免疫を整え、栄養を効率的に吸収してがんと闘う力を取り戻す方法は、ご理解いただけたでしょうか。

 

どんな高価なサプリメントや漢方薬も腸が整わないと吸収できないのです。

まずは腸内環境を整えていきましょうね!

 

 

PS: 今日書いたことはとても重要な内容なので、ぜひ実践してみていただきたいのですが、

 

サプリメントを使わないと追いつかない事が多い部分でもあります。

 

ただ、自己流ではうまくいかないことも。

 

ぜひ専門家に相談しながら取り組んでください。

 

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