抗がん剤や放射線で髪が抜けていくというのは、覚悟していても、大変なショックなのではないでしょうか。

 できれば、抜けない方がいいし、爪がボロボロになるのも、味が分からなくなるのも嫌なものですよね。。。

 

「砂をかむようで食事が辛い…」と話されることがあり、お話をお聞きしているだけでも辛くなります。

 

あなたは、脱毛や味覚障害を予防したり、爪の強化を助けるミネラルがあることをご存じですか?

(ちなみに、髪や爪の基本的な材料はタンパク質ですよ ♡ )

 

髪、爪の強化・味覚には…

それは
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亜鉛です!

 

亜鉛不足は血液検査でもわかりにくいのですが、特にがん患者さんでなくても、現代人の多くが不足しているミネラルです。

 

精製・加工した食品をよく食べていると、(レトルト・インスタント食品、コンビニ食)ミネラル不足になります。添加物や薬、大気汚染などで化学物質を多く体内に取りこんでいる人も、その処理に亜鉛をガンガン使って、欠乏してしまいます。

 

 

 

スナック菓子やインスタント食品、あ、それに、アルコールは、亜鉛不足を招くので控えたいですね~。

 

さらにがん患者さんは、抗がん剤そのものの作用、また、薬を処理するために亜鉛を消耗するので脱毛味覚障害が出やすくなります

 

ということは…、逆に、亜鉛を多めに摂っておくと、味覚障害や脱毛の予防になる訳です。

化学療法の前にカバーしておきたいですね。

 

亜鉛はがんと闘う基礎栄養素

「最近、亜鉛が足りてないなぁ…」なんて、会話になることはまずないと思うのですが、実は亜鉛は生命に欠かせないもので、がんと闘う上でも基礎となる栄養素です!

 

亜鉛は、な、な、なんと、200種類以上の酵素の組成に関与しています。

亜鉛の働きは、例えば…

・神経伝達物質の調整

・味覚

・皮膚、骨、髪の成長

・タンパク質の合成

・免疫システム

・ホルモン分泌

・インスリン分泌、合成

・活性酸素の消去

・DNA、RNA(遺伝情報)の合成、修復

…まだあります。

視力や男性が気になる前立腺に重要な栄養です。細胞分裂に関わるので、身長が伸びるのにも必要です。(私の身長がミクロサイズなのは、亜鉛が足りなかったのもあるはず)

 

どれくらい必要?

がん患者さんには、プロテイン、ビタミンC、ビタミンB、鉄などに加え、正常細胞の細胞分裂を助ける目的で、ビタミンAと、亜鉛を摂る事をお勧めします。

 

ビタミンA欠乏でガンになる?!過剰症を気にせずにしっかり摂る方法
2014-11-18 07:00
前回、ビタミンAは粘膜の材料なので、ビタミンA欠乏だと のどや鼻からの風邪をひきやすい …だけでなく胃がん、大腸がん、子宮癌など粘膜と関係の深い臓器のがんになりやすいということを書...

 

サプリメントで摂取する量としては、やはり病気と闘う目的ということになると、通常より沢山必要になります。

 

鬱、アトピー性皮膚炎、糖尿病、前立腺肥大、甲状腺機能亢進症などでも1日30mg以上の摂取が望ましいのですが、がん患者さんは更に多く60mgほど必要かもしれません。

その場合、吸収の良いものとなると、アメリカのものの方が良いかもしれません。(ご相談ください)

 

すでに味覚障害が出ている方でも、アドバイス通りに多めの摂取をしていただくことで味覚が戻ってこられます。とにかく何を食べても美味しくないというのは本当に辛いものです。食べられないと体力も落ちますし悪循環です。ぜひ積極的に栄養対策をして頂きたいと思います。 

 

ただ、亜鉛は金属ですから場合によってはサプリを飲んで気持ち悪くなることがあります。使い方はぜひご相談ください。

 

食品では、牡蠣やウナギ、レバー、ホタテ、カシューナッツ、アーモンドなどを意識して食べてみてくださいね♪

 

おやつにはアーモンドがいいですね!亜鉛が不足する 入院中の患者さんへの差し入れにもおススメです。

ウイッグになっても、また綺麗な髪が生えてきますように!

 

 

 

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