国立がん研究センター予防研究グループの調べで、
糖尿病既往ありの人は
後にがんになりやすくなる可能性がある
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/288.html
と述べています。
様々な研究によって、糖尿病は大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、乳がんの有意なリスク上昇と関連していることがわかっています。
また、糖尿病患者さんの死亡理由に関して、血管がボロボロになる関係で脳梗塞や心筋梗塞が原因で死亡する人が多いと思われがちです。
ところが実際は、ガンで亡くなる方が一番多く、心筋梗塞の3倍以上の死亡率と言われます。
糖尿病だとがんになりやすい理由
その理由は幾つかありますが、一つは「高血糖」がキーワードです。
ガン細胞は増殖し転移するためのエネルギー源として、ブドウ糖を利用します。
ガン細胞は正常細胞の6倍以上もブドウ糖を消費しますから、糖尿病のように、血液中にブドウ糖があふれていると、ガン細胞は元気に成長してしまうのです。
ガン細胞がブドウ糖を吸収しようとする関係で、ガン患者さんが低血糖症の発作が起きることもあるほど。
少し前に、肥満を避けるために低GI食品を勧める記事を書きましたが
(⇒ https://healthy-happiness.jp/?p=1327)
血糖値が急に上がらない食事法は、糖尿病の予防、改善、ガン予防、全てに通じます。ぜひ実践したいですよね!
自律神経との関連
糖尿病とがんの共通点の一つは、自律神経の乱れが悪化の原因になるという事です。
お話ししていても感じるのですが、糖尿病の方も、がんを患う方も、比較的神経質で、頑張り屋さんが多い印象です。
「ストレスが”がん”を生むしくみ」
(⇒https://healthy-happiness.jp/?p=215)
の中でも触れましたが、
頑張り過ぎてストレスがかかる状態が続くと、
交感神経が優位になり、
その結果、免疫が低下し、
更に大量の活性酸素が発生し、
ついには病気になってしまうんですね。
頑張り過ぎないで、リラックスする時間を作ることが大切❤
”心の栄養”も必要という訳ですね。
ある意味一挙両得!!
あなたは現在「糖尿病予備軍ですよ〜」なんて言われて気になっている方でしょうか?
そうだとしたら、健康的な食事、運動、減量、禁煙、禁酒といったあなたの努力は、糖尿病だけでなく、がんのリスクも下げることにつながります!
ぜひ引き続き頑張って下さいね!
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