健康相談の中で度々、「体温を上げたい」「身体を温めたい」と言われます。

体内酵素が活発に働く体温は36.5度~37度と言われているので、体温がそれより低いと酵素活性が弱まり、免疫力も落ちてしまうので、低体温は改善したいですよね!

 

体温を上げるために陰陽のバランスに気をつけてきたという方も多いようです。マクロビオティックではまず陰陽を学ぶからでしょう。

 

 

 

体温を上げるために必要なのは?

マクロビ的に温める食材にこだわりすぎて、玄米と根菜ばかり食べている方もおられますが、これでは栄養が偏ります。

 

根菜には糖質が多いので、がん対策を考えても糖質過多な食事を続けるのはいかがなものか・・・という面もありますね。

 

そもそも陰陽に気をつけることで本当に体温は上がるのか、という素朴な疑問もあります。

 

実は私自身、5年以上マクロビオティックに励みましたが、残念ながら一向に体温は上がりませんでした。むしろ冷えが強く、温める為の漢方薬が手放せませんでした。

 

生姜紅茶を飲んでも、5本指ソックスの重ねばきをしてもダメでした。

 

それがなぜなのか、分子栄養学を学んでようやくわかりました。

 

外から温めても、体そのものが熱を作れないままでは、「温め」ることをやめればまたすぐに冷えが戻ってしまうのです。

 

熱を作れる体になりたい!!

体温を上げる際にカギを握る臓器は、肝臓と筋肉です。

 

肝臓はエネルギー工場のミトコンドリアが集中していますから肝臓が元気だと、代謝も良く、体温が上がります。

 

ということはミトコンドリアが元気になる材料が必要ということになります。

 

私は、特に鉄や亜鉛などのミネラルが不足しており、それが冷えの大きな要因だったと感じています。

 

 

また、筋肉で熱を作りますので筋肉が多い人は体温が高いですね。

そういえばお肉をがっつり食べている筋肉質な外国人は、冬でも半袖です。

小学生の間、年中ランニング姿だった隣の家のケンちゃんも筋肉質で元気でした!笑(^◇^)

 

 

 

と、言うことは、肝臓と筋肉が作れるものをしっかり食べた方が良いということになりませんか?

 

肝臓や筋肉を作るのに特に効果的なのは、マクロビオティックをしている時には私が極力避けていたお肉や卵といった高タンパク食品なのです。

それに、鉄や亜鉛も動物性の方が断然吸収が良い。。。

 

私の体温が上がらなかった訳です。

 

ちなみに、ご相談いただく方々も、”子供の頃から肉が好きではなかった”とか、”卵は身体に悪いと思って避けていた”というケースが非常に多いです。

 

低たんぱく状態の方は肝臓が弱り筋肉も少なくなっています。

 

ただ、だからと言って、低タンパクな方が急に高タンパク食にシフトするのもお勧めできません。

 

低タンパクな人は消化酵素も少なく、いきなりがっつりお肉や卵を食べても消化できずに腸内環境が悪化するからです。

 

少しずつ増やしていき、消化のカバーもすることが必要になります。

 

何れにしても、筋肉や肝臓にはたんぱく質が必須です。冷えに悩む人こそ、お肉も食べていただきたいというのが結論になります。

 

もちろん、冷たいビールやアイスコーヒーのようなものは身体を冷やすので気をつけるべきですし、生姜やネギといった身体を温める食材を使う方が良いのも当然です。

 

何事も極端に走らず、栄養バランス、心のバランスを考えるようにしたいですね

 

 

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