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がん患者さんの食事法

選び方【注意!】がん患者さんの栄養療法に欠かせないプロテイン

がん患者さんが摂るべき栄養は何ですか。」

と尋ねられたら、

まずは

タンパク質です

と答えるべきかもしれません。

栄養を用いた余命判断の一つに

アルブミン値(体タンパク量を見る)

が含まれるほどですから、

タンパク量の必要性はご理解いただけると思います。

 

前回まで書いてきたように、

がん患者さんはガン細胞に奪われる分、

タンパク質が多めに必要ということになります。

ガン細胞と闘うNK細胞だってタンパク質なしでは作れませんしね。

 

タンパク質の必要量は??

体を健康に保つには、

1日当たり体重1kgにつき1~1.5g程度

タンパク質が必要といわれます。

例えば、体重50kgの人は

1日約50~75gのタンパク質が毎日必要になります。

  

でも、タンパク質も吸収できなければ意味がないのです。

 豚肉100g食べたら、100gのタンパク質がとれる

と思ってしまいませんか?

実は、そうではないのです。

下記の、取れるタンパク質量を記した表を見て下さい。

改 タンパク質量の表

豚ヒレ肉100gで22.7gしかタンパク質量がありませんね。

しかも、ステーキにするために焼くと、さらに減るんです。

 なんと8gしかタンパクは摂れない、という説もあります。

 

「え~、じゃあ、私はどれくらい食べたらいいんですか?」

と質問されるのですが、

数にめっぽう弱い私は、

いちいち覚えられないので、

毎食、手のひらサイズのタンパク質をとるようにしてください」

とお話します。

ざっくりですが、

わかりやすい目安だと思いますょ。

 

お気づきかと思いますが、

タンパク質をがん患者さんの必要量取ろうと思うと、

結構な量になります。

今まで痩せすぎだった人ならまだしも、

すでにお太りになっている方はカロリーオーバーに。

ということで、そんな時こそ

サプリメントの力を借りましょう!

 

注意!プロテイン(タンパク質)もピン切り

 タンパク質を摂りやすくしたサプリメントを

プロテインと呼んでいます。

日本では、筋肉を付けたい人や、

ダイエット目的とする人の間で流行りましたが、

本来、健康のためのものです。

 

材料は大豆が多いですね。

ソイプロテイン。

(他にも、乳由来やお米由来のプロテインがあります)

「え?大豆はプロテインスコア100じゃないから

ダメみたいに言ってなかった?」

と思ったあなた!

するどい!鋭いです!!

 

 大豆にはメチオニンというアミノ酸が不足しています。

それで、「プロテイン」には

メチオニンを添加してアミノ酸スコア100にしています。

「でもね~添加物が入ってるのはね~…」

と思ったあなたも~鋭い!!

 

プロテインパウダーは正直あまりおいしくないです。

それで、甘さや香料や何やら添加した商品も多いのです。

中国産などは特に、遺伝子組み換えや農薬の心配が。

しかし原産国や遺伝子組み換えの表示義務がないため

確認のしようがありません。

アミノ酸も合成のものだったり。

 
確認しようがないので、

がんなどの病態改善目的なら、

きちんと栄養療法向けに作られたものを使うのが良いでしょうね。

 

私自身が使っているプロテインは、

 分子栄養学研究所の出している

吸収の良いタイプのものです。

大豆プロテインは分子量が大きいので

吸収できるように分子を小さくしてあります。

がん患者さんも同じものを使います。

 

価格は500gで8千円と高価ではありますが、

サプリメントは内容と価格が大方比例しますからね。。。

 
ちなみに、

原材料:大豆ペプタイド・大豆レシチン・メチオニン・ステビア(甘味料)

 となっています。

 

 ということで、

がんの栄養療法にプロテインは

欠かせないのですが、

質の良いものを選ぶようにしてくださいね。

 

PS: プロテインを摂り過ぎると腎臓に悪いと思っている人がいるそうですが、

健康被害を示す実際の報告はないようですので、ご安心ください。

 

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